8号車トヨタTS050ハイブリッドをドライブするフェルナンド・アロンソ フェルナンド・アロンソは、今後のキャリアについて複数の計画があると明かしたが、その計画が最終的にまとまるまでは何も話すつもりはないようだ。
TOYOTA GAZOO RacingからWEC世界耐久選手権に参戦しているアロンソは、先日行われた2018/2019年シーズン第7戦スパ6時間レースで優勝を飾り、チームタイトルを獲得した。またドライバーズタイトルにも王手をかけており、ランキングトップで6月に開催されるル・マン24時間レースを迎える。しかしアロンソは、このル・マンを最後にTOYOTA GAZOO Racingを離脱することがすでに決まっている。
今月末には自身2度目となるインディ500が控えており、マクラーレンから参戦するアロンソは世界三大レース(F1モナコGP/ル・マン24時間レース/インディ500)を制覇する“トリプルクラウン”を目指している。
スペインのメディア『SoyMotor』から2019年の夏以降の計画について質問を受けたアロンソは、複数の計画があると話した。
「僕は戦略家だ。頭の中にはある案を持っている。だけど全てを話し合い、それがまとまるまでは、プロジェクトについては黙ったままでいたい」
「全てが決定したら、みなさんにお伝えするつもりだ」
専門家たちは、アロンソの狙いは2020年ダカールラリー参戦ではないかと見ている。今年の3月には南アフリカでダカール仕様のトヨタ・ハイラックスをテストしているものの、一方ではマクラーレンからインディカーにフル参戦するのではないかという推測もなされている。
アロンソは、スパで「数多くの一流のレースや、大いにモータースポーツのDNAを受け継いだ場所で戦うことができて、僕は幸運だった」と話した。
「良いパフォーマンスを発揮することができた。だからそれらについての素晴らしい思い出がある。もちろん、もしトリプルクラウンを達成することができれば、それは特別な思い出になるだろう」