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PACIFIC RACING with GOOD SPEED 2019スーパーGT第2戦富士 レースレポート

2019年05月08日 17:41  AUTOSPORT web

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PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE/2019スーパーGT第2戦富士
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 2 FUJI GT 500km RACE

9号車 PACIFIC RACING with GOOD SPEEDレポート

「富士の変わりやすい天候の中、着実に完走を果たす」

【公式予選】5月3日(金)

天候:晴 コース状況:ドライ
◇Q1横溝直輝

Best Time:1’38.174 (5周目)
【GT300クラス】25位
今回の予選ではQ1で上位16番手までが次のQ2に進出できる事となる。9号車もまずはQ2進出を目指し予選に挑む。アタックドライバーは横溝選手。決勝レースを見越したタイヤを選択し、果敢に攻めるも路面コンディションに苦しめられ、25番手となりQ2進出は果たせなかった。決勝は25番手からの追い上げとなる。

コメント 横溝選手
「今回、思いのほか気温が上がってタイヤを選択するのに非常に迷いました。気温が更に上がるのを見越して、決勝を考えたタイヤを選択したんですけど、やっぱり予選では決勝時に上位に食い込めるようなグリップレベルに到達するには、ちょっと足りなかった。非常に悔しい予選になっちゃったんですけど、今回は長距離レースになりますので、選択したタイヤがロングディスタンスで威力を発揮できると思うので、面白いレースが出来ると思います。」

【決勝】
5月4日(土)
天候:雨 コース状況:ウエット
Aドライバー:横溝直輝 Bドライバー:峰尾恭輔

【GT300クラス】 22位
スタートドライバーは峰尾選手。

ウォームアップ走行時にドライだった路面は、スタート直前の急な雨の影響で、瞬く間にウエット状態となった。

雨脚が増す中、SC導入によるスタートとなった。

スタートがきられた後、9号車は周回を重ねるごとに25番手から着実にポジションを上げ、20周を過ぎる頃には15番手付近を走行。その後、雨量が多くなってきていたため再度SCが導入される。SC走行が数周過ぎた頃、9号車は路面上に出来たウォータースポットを踏んでしまいマシンコントロールを失いスピン。直後赤旗が出されレース中断となった。SCスタートによりレースが再開されるも、先ほどのスピンの影響でドライブスルーペナルティが課せられる事となった。

ペナルティ消化後の順位は25番手。この頃には雨脚も弱まり、路面はドライに近づいてきていた。その後、35周目にピットイン。給油を行い、タイヤをドライに変更。ドライバーは横溝選手に交代となった。52周が過ぎた頃、リアタイヤに異変を感じ、ピットインを2回繰り返し行った。

しかしドライバーが感じるタイヤの違和感は変わらず、70周を過ぎた頃に再度ドライバーチェンジ。峰尾選手は25番手から追い上げを図る。80周、90周と周回を重ねるごとに着実にポジションアップ。96周目には22番手を走行し、そのまま順位を守りチェッカーを迎えた。

コメント
横溝選手
「自信を持って臨んだ今回の富士ラウンドでしたが、スタート前の雷雨で当初の作戦通りにレースを進める事が難しく、荒れた天候に翻弄されてしまいました。担当したスティントは思っていたようなペースで走行が出来ず、非常に苦しいスティントになってしまいました。僕自身が下したピットに入るタイミングの状況判断が悪かった事も反省材料です。次回の鈴鹿ではきっちりと仕事をこなして、チーム全員で笑顔で終われるように取り組んでいきたいと思います。


峰尾選手
「予選ではレースに強いタイヤチョイスをした事もあって、下位に沈んでしまいました。スタート前のウォームアップでは計測していたら、トップタイムだったという感じで、車の調子も良かったです。しかし、レースはまたも雨でレインタイヤスタートになり、雨脚が多いときは苦戦しましたが、15番手付近まで数周で追い上げられたのは、今後雨のバランスについても良い材料になったと思います。後半は路面も乾きドライタイヤでのレースでしたが、周回遅れ為、譲りながらの走行となりました。ただ単独走行の際のタイムや車の調子は良く、上位を走れたポテンシャルがあっただけに、セーフティーカー中に、川に乗ってスピンしたのが余計で、あと10km/h速度を落として走っていれば回避出来たかと考え、大変申し訳なく思います。もう次戦の鈴鹿まで時間ありませんが、鈴鹿はちゃんと強いレースをし、まず結果を出したいと思います。」