5月7日、スーパーGT GT300クラスに参戦するTEAM UPGARAGEは、8月23~25日に鈴鹿サーキットで開催されるBHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レースの参戦体制を発表した。今季スーパーGTではホンダNSX GT3エボにスイッチしたチームは、鈴鹿10時間にも同車で参戦。また、第3ドライバーには牧野任祐が起用されることになった。
2019年からホンダNSX GT3エボにスイッチしたTEAM UPGARAGEは、2018年に初開催された鈴鹿10時間にはトヨタ86 MCで参戦。鈴鹿を得意とするマザーシャシーながら、車重が軽く鈴鹿10時間で採用されるピレリタイヤを思うように使いこなすことができず、苦戦を強いられていた。
今季チームはスーパーGTでも使用するホンダNSX GT3エボで、鈴鹿10時間に再挑戦することになった。ドライバーはスーパーGTでもドライブしている小林崇志と松浦孝亮に加え、今季GT500クラスでModulo Epson NSX-GTをドライブしている牧野任祐が起用される。
牧野はかつて鈴鹿1000kmだった2016年に、シンティアム・アップル・ロータスの第3ドライバーとして予選で素晴らしいスピードを発揮。またF2時代にピレリタイヤを履いた経験ももっている。
非常に強力なドライバーラインアップ、そして今季インターコンチネンタルGTチャレンジでも速さをみせているホンダNSX GT3エボと、TEAM UPGARAGEにとっては昨年のリベンジを果たすチャンスと言えそうだ。