マックス・フェルスタッペンは、ヨーロッパラウンドの初戦F1スペインGPでレッドブル・ホンダの競争力を確認するのが楽しみだと語った。レッドブルは他の大部分のチームと同様に、スペインGPでマシンのアップデートを行う予定だ。
レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、スペインGPでのアップグレードは“小さなもの”であると述べている。
「基本的には進化型であり、通常のフロントおよびリヤウイングのアップグレードになる。大改革というより進化だ。バランス、デグラデーションといったさまざまな面に焦点を当てた開発を行っている」
スペインのカタロニアサーキットは、プレシーズンテスト開催地であり、第5戦までの間にマシンがどれぐらい進歩したかを評価する機会にもなる。
「自分たちにどれぐらいの競争力があるのかを確認するのが楽しみだ」とフェルスタッペンは語った。
「バルセロナはいいトラックだ。プレシーズンテストで走った場所だから、その時の作業を役立てて、マシンのセットアップをスムーズに進めていければと思う」
「もちろん気温はテストの時とは違うし、どのチームも新しいマシンパーツを持ち込んでくるけどね」
フェルスタッペンはトロロッソからレッドブルに移籍した最初のグランプリ、2016年スペインGPでF1初優勝を挙げた。
「高速コーナーがいくつかある、チャレンジングなサーキットだ。(シーズン序盤4戦よりも)ホームに近い場所でのグランプリなので、グランドスタンドに大勢のファンが詰めかけてくれるんじゃないかな」
「F1初優勝を挙げた場所だから、僕にとって特別なトラックなんだ」
「いまの僕らにとって一番大事なのは、毎戦最大の結果を出し続けることだ。同時にチャンピオンシップリーダーとのギャップを縮めていきたい」
フェルスタッペンはここまでの4戦で3位を1回、4位を3回獲得し、メルセデスのバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトン、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに続くランキング4位に位置している。
ホーナー代表は「彼にフェラーリやメルセデスに戦いを挑むためのツールを提供したい」と語り、パッケージの改善を図っていくことを誓っている。