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派遣社員の7割「昇給しなかった」 一方で会社と交渉した結果「時給20円アップ。交通費も出るようになった」という人も

2019年05月07日 07:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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エン・ジャパンは4月23日、派遣の給料の調査結果を発表した。調査は2月下旬~3月下旬に実施。エン派遣を利用している派遣社員として就業中の445人から回答を得た。

昨年同時期と比べて給料(時給)について聞くと、「交渉をしたが時給はアップしなかった」(9%)と「交渉をせず時給もアップしなかった」(65%)の合計が74%。昇給しなかった人が多数派となった。

一方、「交渉をせず時給がアップした」(17%)と「交渉をしたら時給がアップした」(9%)の合計は26%で、2018年の同調査より微減している。「時給交渉をした人」(交渉をしたらアップした9%、交渉をしたがアップしなかった9%)の合計は18%。昨年より4ポイント減少した。

「子供が体調不良のときなどに融通をきかせてもらっているので、交渉しづらい」

時給はアップしなかったが、交渉した人からは、

「勤続年数が長いことや経験を加味して昇給の相談をしたが、すでに上限まで賃金は上げていると言われ、了承が得られなかった」(26歳女性)
「責任ある立場になりそうだったので、代わりに時給を上げてほしいと伝えました」(35歳女性)

など仕事や現状を給与に反映して欲しいという声が寄せられた。一方、交渉をせず、時給もアップもしていないと回答した人からは、

「給与が上がった分、仕事量も増えてしまうので、交渉はしない」(28歳男性)
「子供が体調不良のときなどに融通をきかせてもらっているので、交渉しづらい」(39歳女性)

といった声が寄せられた。

なお、給料アップのために行なっていることを聞くと、1位は昨年同様、「給料の良い仕事に就く」(53%)。2位と3位は昨年と順位が入れ替わり、「副業・ダブルワークをする」(28%)、「仕事で実績を上げる」(24%)という結果だった。

「交渉というより、現状に対する評価を給与に反映してほしいと伝えました。」

時給がアップした人の中で、交渉をしなかった人からは、「毎年査定があり、そこでの評価次第で昇給します」(24歳女性)といった声が寄せられた。また、

「試用期間終了時、担当の正社員の方が上司に進言してくれて、時給が上がりました」(48歳女性)

という人もいる。交渉をした人からは、

「派遣会社の担当に相談し、時給を20円アップ。さらに交通費も支給されるようになった」(28歳女性)
「交渉というより、現状に対する評価をお給料に反映してほしいとささやかな希望を伝えました。結果的に昇給しました」(39歳女性)

といった声が寄せられた。