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戴冠のトヨタWECチームに豊田社長からメッセージ。「6人のドライバーとチームメンバー達を誇りに思う」

2019年05月05日 16:11  AUTOSPORT web

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モリゾウのキャラクターが描かれたフラッグを手に表彰台に上ったセバスチャン・ブエミ(左)とフェルナンド・アロンソ(中央)、中嶋一貴(右)
「おめでとう。そして、ありがとう」。5月4日にベルギーのスパ・フランコルシャンで行われたWEC“スーパーシーズン”第7戦スパ6時間レースで、チームタイトルを獲得したTOYOTA GAZOO Racing WECチームに向けて、豊田章男社長から祝福と感謝の言葉が送られた。

 2018年5月から2019年6月にかけて争われるWECスーパーシーズンに参戦しているTOYOTA GAZOO Racingは今季、シーズン開幕前に2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソを迎えるなど、初のル・マン24時間制覇に向けた準備を整え、その前哨戦にあたる開幕戦スパで見事ワン・ツー・フィニッシュを飾ると、ル・マンでも悲願の初優勝を達成した。
 
 ル・マン後のシリーズ戦でも3度の優勝をすべてワン・ツー・フィニッシュで飾ったトヨタは今週末、最終戦前にタイトルを確定させることを目標にスパに乗り込んきた。しかし、その戦いは雨に雪、雹が降る悪天候に見舞われ、さらには首位を走る7号車トヨタTS050ハイブリッドにメカニカルトラブルも発生してしまう。
 
 それでも、チームは僚機8号車トヨタTS050ハイブリッドにトップチェッカーを受けさせると同時に、7号車のトラブルも解決し、レースを完走させることに成功した。これによりTOYOTA GAZOO Racingは最終戦を前にチームズチャンピオンを獲得している。
 
 ドライバーズとマニュファクチャラーズのダブルタイトルを獲得した2014年以来、4シーズンぶりのタイトル獲得について、豊田社長は「ファンのみなさまからの応援に心より感謝いたします」という声明を発表。
 
 また、「チャンピオンを獲得してくれた6人のドライバーとチームメンバー達を誇りに思うとともに、彼らに感謝の気持ちを伝えたいと思います」と前置きした上で、冒頭の言葉を残している。

 以下、豊田社長のコメント全文。

* * * * * * *

2014年以来、2度目となるWECのシーズン優勝を達成することが出来ました。
ファンの皆さまからの応援に心より感謝いたします。

昨年の富士戦以降も、豪雨の上海、荒れた路面のセブリング、そして今回のスパでは、起伏に富んだコースでの、しかも雪も混じる気象下でのレースと厳しい道での戦いが続きました。
一つひとつを戦いを走り抜き、チャンピオンを獲得してくれた6人のドライバーとチームメンバー達を誇りに思うとともに、彼らに感謝の気持ちを伝えたいと思います。

おめでとう。
そして、ありがとう。

来月にはシーズン最終戦となるル・マン24時間レースが再び、待っています。
連覇は決して簡単なものではありません。
今回のレースでは7号車にトラブルを発生させてしまいドライバー達に悔しい思いをさせてしまいました。
ル・マンには、必ずや、ドライバー達が、安心して、気持ちよく乗り続けられるクルマにして臨みたいと思います。
そして、マイク、可夢偉、ホセ、セブ、一貴、フェルナンド6人のドライバーとチームみんな、ファンの皆さまと最高のシーズンエンドを迎えられると信じています。

引き続き、ご声援いただければと思います。
よろしくお願いいたします。

トヨタ自動車株式会社
代表取締役社長 豊田章男

<追伸>
ドライバーのみんな、昨日は誕生日メッセージをありがとう!
1ヶ月早いチャンピオン決定の知らせが何よりの誕生日プレゼントになりました!
また一緒に走れる日を楽しみにしています。

モリゾウ