プレスインフォメーション 2019年5月04日
ポルシェカレラカップジャパン 2019 第4戦 Mobil 1 Challenge(富士)決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン 2019シリーズ第4戦 Mobil 1 Challengeの決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2019年5月4日(土・祝)に開催しました。
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:20度/路面温度:29度(レーススタート時)
PCCJ第4戦は、ポルシェカレラカップシリーズのグローバルパートナーであるMobil 1の名を冠した「Mobil 1 Challenge」として開催。ポールポジションからスタートするのは、前日の第3戦でポール・トゥ・ウインを飾った#31 上村優太。2番手は2013年、2014年のPCCJチャンピオンである#60 小河諒、3番手は昨年までFIA-F4で活躍しPCCJは今年初参戦となる#78 大滝拓也、4番手はPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 笹原右京と続く。ジェントルマンクラスのポールポジションは第3戦と同じく#25 内山清士、2番手は今シーズンGT3カップチャレンジからPCCJへとステップアップした#4 今田信宏、3番手は今年の開幕戦で初優勝を飾った#11 山口智英と、実力者が上位グリッドを占める。
午前11時55分からのフォーメーションラップを経て全車が整列するとシグナルがブラックアウトとなりレースがスタート。ポールポジションの#31 上村は、スタートを無難に決めてトップで1コーナーを駆け抜けていく。その後方では好スタートを決めた#19 笹原が、2番手の#60 小河に迫る。ここから#60 小河と#19 笹原の2番手争いが数周に渡って展開され、その間にトップの#31 上村は2番手以降を引き離しに掛かる。だが、#19 笹原とのバトルを制した#60 小河は徐々に#31 上村との差を縮めていき、一時1秒以上あった差は7周目には0.517秒差に。レース後半になるとタイヤが厳しくなってきた#18 上村のマシンは各コーナーで挙動を乱す。そのチャンスを見逃さなかった#60 小河は、14周目の1コーナーで並びかけるも抜くことが出来ず。
ラストラップのパナソニックコーナーでも#60 小河は、#31 上村のインを突くが攻めきれずにチェッカーとなり#31 上村が今シーズン3回目のポール・トゥ・ウインで優勝した。「昨日と同じような展開になり、一度もトップを譲らずに優勝できましたが、小河選手と比べて自分はタイヤマネージメントが下手だなと痛感しました。その反省を次のレースで生かしていきたいと思います」とレースを振り返る。一方、2戦連続2位に終わった#60 小河は「あと一歩、攻め切れませんでした。次こそ、優勝を目指します」と悔しさを滲ませる。3位となった#19 笹原は「今回の富士大会は、うまく波に乗れず満足行く結果を残すことができませんでした。次の鈴鹿では巻き返しを図ります」と力強く語る。
実力伯仲のジェントルマンクラスは、クラスポール・トゥ・ウインを決めた#25 内山が、昨年の第3戦富士以来となる優勝を決めた。「昨日のレースは自らのミスで優勝を逃してしまったので、今日は慎重にゴールを目指しました。この調子で、連勝を目指して行きたいと思います」と、笑顔で喜びを語る。2位表彰台を獲得したのは今シーズンPCCJ初参戦となる台湾出身の#88 Tiger Wu。「トップの内山選手を追いかけたかったのですが、背後からは山口選手が迫ってきていたので厳しかったです。でも、初の表彰台獲得はとても嬉しいです」と、レースを振り返る。3位は2戦連続で#11 山口が獲得し、4位は#98 IKARI、5位は#3 TAKASHI HATA、6位は#2 田島剛という結果に。
PCCJ第5-6戦は鈴鹿サーキット(三重県)で5月25日(土)、26日(日)に開催され、PCCJとポルシェ カレラカップアジアが初めて同時進行で公式レースを行う注目のイベントとなります。