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ヘレステスト総合トップの中上「クルーチーフと計画をいくつか立てている」/MotoGP第4戦事前コメント

2019年05月03日 14:41  AUTOSPORT web

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テスト総合トップとなったヘレス・サーキットに戻ってきた中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
5月3~5日にスペインにあるヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われるMotoGP第4戦を前に、ホンダ、ヤマハ、スズキ、ドゥカティのファクトリーライダー6名と日本人ライダー、中上貴晶が意気込みを語った。

■LCRホンダ・イデミツ
●中上貴晶
「2週間もレースがなかったのは少し長すぎました。ですが、ヘレスに向け、しっかりと準備をする時間があったので、今週末、戦う準備は出来ています」

「ヘレスでは大きな自信があります。11月のウインターテストでは総合トップでしたし、ラップタイムも良かった。ただ、(スペインGPは)その時よりも気温が高いですし、コンディションが変るので、フィーリングが違うでしょう」

「チームはうまくいっていますし、クルーチーフのジャコモ(・グイドッティ)とともに週末の計画をいくつか立てています。天気予報は良さそうですし、大好きなサーキットなので、どなるか楽しみです」

■ミッション・ウィノウ・ドゥカティ
●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「チャンピオンシップをリードしてヘレスのレースを迎える。チャンピオンシップのポジションだけでなく、まず、今年のこれまでのマシンのフィーリングに満足している」

「僕たちの競争力はさらに高まり、あまり得意ではないコースでも、うまくマネージメントできたが、表彰台を争うライダーはさらに増えたし、まだシーズンは始まったばかりだ」

「ヘレスでは、昨年のレースですでに進歩を見せているし、さらに強くなることができると信じている。落ち着いて仕事に取り組んでさらに進歩し、ライバルに対抗できるようにならなければならない」

●ダニロ・ペトルッチ
「シミュレーションでは、ヘレスはここまでの3つのコースと比較して、僕のライディングスタイルにより適している。冬のテストと今週末では、コースコンディションが異なるかもしれないが、ヘレスのテストでは速かった」

「昨年はレースの終盤まで表彰台を争うことができたし、自信を持っている。現時点でランキングではトップ5につけているが、レースでもっと強くならなければならない」

「アメリカズGP後のインターバルは、いくつかの小さなアイテムの改善に役立った。さらに大きな進歩となるための詳細な改善に取り組んでいる。コースインが待ちきれないよ」

■チーム・スズキ・エクスター
●アレックス・リンス
「ヘレスは僕たちにとっていいコースになると思う。とても要求の厳しいコースで、ハードブレーキングの領域では、完ぺきなセットアップが求められるが、GSX-RRの特性にはかなり合っている」

「新舗装による路面のパッチもいくつかあると思う。それは僕たちにとって利益をもたらすかもしれないが、だれにとっても同じ条件だ」

「ヘレスに向かい、ついにヨーロッパラウンドをスタートさせることがとてもうれしい。カタール、アルゼンチン、そしてCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)はユニークなサーキットで、それぞれが唯一無二のアプローチを求められた」

「ヘレスからはコンスタントにひとつの方向に進むことが重要となる。ヘレスはコース幅が狭いから、レースでは非常に激しい戦いとなるだろう。ホームのファンの前で、レースモードに入れることに興奮しているよ」

●ジョアン・ミル
「ひとつ確かなことは、再びマシンにまたがり、ヘレスでレースをすることを待ちきれないということだ。オースティンでの悪い思い出をすぐにでも払拭したい」

「(アメリカズGPでは)ちょっとしたミスで、大きなペナルティを受けてしまった。ペースがよかっただけに残念だった。ただし、チームとしてのパフォーマンスレベルは、トップに匹敵することが証明されており、マシンやチームクルーへの信頼は大きいから、ヘレスでは進歩できると確信している」

「そして、僕たちは確実にヘレスでコンスタントにハイレベルなパフォーマンスを実現する可能性を持っている。スペインに戻り、ファンに会えることもとてもうれしい」

■モンスターエナジー・ヤマハMotoGP
●バレンティーノ・ロッシ
「ヨーロッパでのレースが大好きだ。コースはすばらしく、よく知っているからね。ヘレスからヨーロッパラウンドが始まるが、ここ2年はヤマハにとって難しいコースだった。しかし、アルゼンチン、アメリカといいレースができているから、ヘレスで強いかどうかが興味深いだろう」

「アメリカズGPの後、少し休息を取り、そしてこれからはザクセンリンクまでとてもスケジュールが詰まっている。調子はいいし、うまく仕事を続けてきた。マシンも多く進歩している。確かに、取り組むべき部分はいくつかあり、そのためには多少の時間が必要だが、競争力はあると思う」

●マーベリック・ビニャーレス
「ようやくヨーロッパラウンドを迎えることができてハッピーだ。オースティンでは、問題があったものの、マシンのフィーリングはよく、レースペースもよかった」

「ヘレスでは過去数年は苦労したが、最近はいいステップを踏み出したと思うから、ヤマハのためにもいいレースができると思う。レースのスタートから表彰台をめざして戦いたいと思う。それを実現するためにも、今週末は懸命に働くつもりだ」

■レプソル・ホンダ・チーム
●マルク・マルケス
「ヘレスはいつも特別なレース。ヨーロッパラウンドの初戦だし、多くのスペインのファンがサポートしてくれるからだ」

「チャンピオンシップ争いがタイトとは言え、もちろん、僕たちはいつものように週末に臨む。アメリカズGPからのインターバルは長く感じたが、マシンにまたがり走ることを楽しみにしているよ」

●ホルヘ・ロレンソ
「シーズンの初めからこのレースに焦点を当ててきた。限られたテストでは、シーズン序盤戦は厳しいと思っていた」

「ヘレスは好きなコースのひとつで、路面のグリップもよく、序盤の3コースよりも僕のライディングスタイルに合っている。序盤3戦で多くのことを学んだ後、僕たちはレプソル・ホンダ・チームでいい結果を収めることができると確信している」