10連休と縁遠いのは、接客や飲食などのサービス業の人だけではない。病院で24時間365日患者のケアを行う医療従事者も休みがとりにくい。キャリコネニュース読者から寄せられたエピソードには病院で働く人からの回答が目立った。
30代女性は「病棟勤務なので365日稼働ですよ。入院患者さまを全員帰し、救急対応をなしにしてくれれば休めるでしょうけど、そんなことできるはずがありません」と嘆いている。女性はさらに、
「祝日連休増やすの勝手だけど、小規模な民間病院ではカレンダー休みが増えたからと言って年間休日が増えるわけではありません。働き方改革を掲げるなら、医療や福祉、サービス業・インフラ等カレンダー関係なく働いてる人間の事も考えて欲しい」
と不満をあらわにしている。
病棟勤務で24時間365日稼働なのに、10連休は保育園がフルで休み「どうやって働けば?」
20代女性は、保育園が閉園しており子どもの預け先に困っているが、人手不足のため休めない。女性は、
「飲食店ばかりが取り上げられますが、もっと医療現場も取り上げてください!病棟勤務は24時間365日常に誰かが働いているんです。10連休、保育園もフルで休み。どうやって働けばいいんですか?」
と憤る。
50代の女性は、「医療だから365日動いているのは仕方がないですけどね」と連休中の出勤に納得はしている。しかし、政府が場当たり的に決めた長期連休には不満を募らせている。
「ヨーロッパでは、みんなが交代で長い休みを取る『バカンス』の習慣が根付いていますが、日本ではそんな習慣はありません。そんな国で10連休をつくってもみんなが一緒に休めるわけじゃないですからね。なんの効果があるのかさっぱりわかりません」
「私立病院なので経営にも厳しく、新天皇即位の前後の祝日は営業日です」
病院勤務の40代女性も、「事務職は休みになるので、ただですら少ないスタッフで、通常以上の業務をしなければなりません」と不満を漏らす。10連休明けには、緊急の手術や入院が増えることが予想されるため、「もっと忙しくなりそうです」と気が重そうだ。女性は、
「連休を休めない人のために、別日で同様の連休を確実にとれるようにしてもらいたい。国民の祝日なのであれば、有給と同様扱いにしてほしいです」
と政府に言及する。
ほかにも、
「外来は休みですが、入院患者さんはいるので出勤です。救急患者さんも増えます。通常より忙しいですが、代休はありません。長期連休が欲しいです」(50代女性)
「休みなんてありません。しかも、私立病院なので経営にも厳しく、新天皇即位の前後の祝日は営業日です。休みが欲しいです。休みたい!!」(30代女性)
といった悲痛な叫びが寄せられている。
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