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パトリック・ヘッド加入のウイリアムズF1、状況改善の兆しを明かす。今後はアップデートを投入予定

2019年05月02日 17:11  AUTOSPORT web

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2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
ウイリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウイリアムズは、チームが現在の散々な状況から抜け出せるような奇跡が起こることを期待していないものの、このトンネルの出口にわずかな光が見えていると語った。

 2019年型マシン『FW42』のデザインには問題があり、それが原因でプレシーズンテストでは初日から走ることができず、シーズンが開幕した後もチームの低迷は続いている。

 先週末の第4戦アゼルバイジャンGPでは、フリー走行1回目に路面のマンホールが外れたことで、ジョージ・ラッセルのマシンがダメージを負うというトラブルにも見舞われた。

 ウイリアムズには状況を好転させ、戦い続けること以外の選択肢はない。今後、チームはパトリック・ヘッドの監督のもと、改善に向けて長い道のりを進むことになる。

「パトリックのチーム復帰は、もちろん私たちにとって素晴らしいことです」とクレアは主張した。

「すべてのものが本来あるべき通りに機能していることを確かめるためにも、現在彼はチームのエンジニアの指導者として働いています」

「私たちはベストなシーズンを過ごすことができていません。全員がその状況を目にしてきました。シャシーをテストできずにシーズンが始まったので、遅れを取り戻さなければなりませんでした」

「今後は、文字どおり使われることなく保管されていたアップグレードを投入するつもりです。トンネルの出口にはいくらか光が見えています。中国GPでは少しマシンのパフォーマンスが上がったことを証明できました。しかし現時点では、9番手のチームとはまだかなり離されています」

 またクレアは、できるだけ早くチームが復活できるようファクトリーのチームスタッフが懸命に働いていると述べた。

「ウイリアムズのファクトリーでは多くの作業を行っています」

「もし誰かが、“我々はただ奇跡が起こることを望んでいるだけだ”、あるいは“どこかの段階で物事は思いに通りに進む”と考えているのだとしたら、それは事実ではありません」

「自分たちが正しい位置にいるのだということを確かめるために多大な作業をこなしてきました。もちろん、そのなかでパトリックが役割を果たしています」