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祭nine.、“令和初の武道館”への誓いと今後の目標「ボイメンのように夢を掴む瞬間を見せたい」

2019年05月02日 10:51  リアルサウンド

リアルサウンド

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 祭nine.が、新元号・令和初の日本武道館アーティストを記念して、ライブ当日5月1
日に囲み取材に応じた。


(関連:祭nine.が語る、“令和初の武道館”への熱い思い「みなさんと一緒に日本で一番の祭りを興したい!」


 まず、令和一発目に念願の日本武道館ライブを行うことについて、今の心境を聞かれると、リーダーの寺坂頼我は「今、日本中で年号が変わったことが注目され、取り上げられている時期に、僕らが一発目に(ライブが)できるというのはすごくありがたいです。僕たち祭nine.が、この令和の時代にまた一歩上がっていくチャンスだなということをすごく感じてます。(武道館ライブが発表されてから)過ごす日々の中でその重みをンバー全員で話し合い、より実感してます。今は、このビックチャンスをやりきるぞっていう気合いで、僕らはいっぱいですね」と意気込みを語った。


 祭nine.が目標の一つに掲げていた日本武道館公演。改めて「みなさんどうですか? 本日、武道館ですよ」と聞かれると、メンバー全員が「やばいですね」と興奮気味に答える。続けて横山統威が「まず、この5月1日に武道館を取れたってことに、すごく運の良さを感じます」と言い、野々田奏もまた「アーティストの聖地と言われる、この場所で僕たちが令和一発目にできるっていうことは、今日成功させたらいい道は開けるはずなので、絶対に成功させたいですね」と熱くコメント。高崎寿希也は「何年経っても、今日という日を振り返ることがあると思います。僕らは爪痕をどんどん残していけたらなと思ってるので、今日のライブは僕らにとってすごく大切」と口にし、神田陸人も「2018年から、僕らにとって武道館というのは一つの夢だったので、それがこの令和になった初日に叶えられる。新しい時代が来るのと同時に、僕らがここから飛び出すぞっていう意気込みを込めて、成功させたいと思います」とやる気をみなぎらせた。そんな中、清水天規は「超、楽しみっす!!」と声を弾ませ、他のメンバーから「シンプル~」とツッコミが入り、会場を笑いで包み込む。


 そんないつも以上に気合いが入る武道館ライブをどんな公演にしたいかについては、寺坂が「このライブをするにあたって、最初に強く思っていたことが、BOYS AND MENの先輩方にも見せていただいたように、祭nine.も夢を掴む瞬間、夢の景色に立って、また一歩進んでいく姿というのを見せられるライブにしたいということです。このライブはBOYS AND MENのナゴヤドーム公演で発表されたんですが、そのときから誓い続けていることでもあって。今回は初めての(僕たちのライブを見る)方もたくさんいらっしゃいますので、そんな方も巻き込んで、みんなで祭りを興していきたいと思います」と先輩であるBOYS AND MENの名前を出しつつ、観客である“祭っ子”への想いを明かした。


 今回初披露する、音楽ドキュメント番組『musicる TV』(テレビ朝日系)から生まれた新曲「ゴールデンジパングソウル」の話題になると、浦上拓也は「めっちゃ祭nine.らしい(曲だ)よね。(楽曲提供してくれた)岩越(涼大)さんは、僕たちのことをよく見て、本当に考えて作ってくださったので、その期待に答えられるように僕たちも今日は全力でパフォーマンスしたいなと思います」とより一層気合いを入れる。清水は「東京オリンピックの歌として、僕たちが歌える最大級の応援歌だなって。まだ歌う前なんですが、この曲を今日初めて聴いたみなさんから、“あ、なんか好き!”とか、“この曲を聴いて元気を受け取りました!”って言ってもらえたりするのを、今からとても楽しみにしています」と胸を高鳴らせ、神田は「応援歌って言ったんですけど、優しく背中を押すんじゃなくて、僕ららしく強く押す、叱咤激励するみたいな感じなので、この曲を聴いて熱く燃えながら、新生活とか新しい時代を生き抜いて欲しいなって思います」と力強く説明した。そんな熱いムードが漂う中、横山は「めちゃくちゃ盛り上がる曲。あとは〈ジバジバジパング〉っていうパワーワードがあるんですけど、これで流行語大賞狙っていきたいなと思います」と新たな目標を掲げ、笑いを誘う。


 また今回の日本武道館ライブ後の目標を尋ねられると、寺坂は「今回は戦う場所が東京ですが、次は僕たちの地元である名古屋でも、こういう大きなライブもしていきたいなと思っています。僕たち祭nine.の目標がどんな世界でも“テッペンを獲っていく”ことなので、日本を代表するようなグループになっていきたいですし、全国にもっともっと祭nine.の輪が広がっていくようなライブをしていきたいなと。今回のチャレンジには、本当にいろんな方に支えられてるということを感じながら、臨んで行きたいです」とまっすぐな眼差しで語る。会場から「“テッペンを獲る”ということは、次はドームと理解してよろしいですか?」という声が上がると、「フゥ~!」と盛り上がる祭nine.のメンバー。野々田が「最終的に立てるように頑張ります!」と答えると、他のメンバーも「まだ立ったことないステージの方が多いので、全部立ちたいです」と意気込んだ。


 最後に寺坂が、祭っ子に向けて「僕たち祭nine.は、これからも本当にチャレンジしていくことを忘れずに活動していきます。そのチャレンジでみなさんに気持ちを伝えていきたいし、今回のライブを成功させて、どんどん新しい姿を見せて、これからも応援したいと思ってもらえるような存在になっていきます。もちろん今回のライブでも感謝の気持ちを伝えて行こうと思います。これからもどうぞ応援よろしくお願いします!」と元気一杯にコメントした。


 祭nine.のメンバーそれぞれが強い想いで挑んだ今回の日本武道館。いつも以上に熱いパフォーマンスとバラエティに富んだ演出であっという間の3時間だった。“令和初の日本武道館アーティスト”を背負うにふさわしい、彼らの覚悟がひしひしと伝わってくる濃密なステージ。祭nine.は、祭っ子のみんなと共に歴史に残る祭りを興したと言って間違いないだろう。(取材・文=戸塚安友奈)


※高崎寿希也の「高」は「ハシゴ高」が正式表記。