レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2019年からホンダのパワーユニット(PU/エンジン)にスイッチし、燃料と潤滑油を供給するエクソンモービルとの三者のパートナーシップが非常にうまく機能していると語った。
レッドブルは2017年に燃料と潤滑油のサプライヤーをエクソンモービルに変更した。ルノーはBP/カストロールと契約しており、そのため、ルノーのパワーユニットを使用していた2017年と2018年は、異なる燃料を使用することによるデメリットが多少なりともあったと、ホーナー代表は認めている。
エクソンモービルによるインタビューにおいて、ホーナー代表はF1で戦う上で、燃料と潤滑油は非常に大きな役割を果たすと語った。
「極めて重要だ。エクソンモービルとのパートナーシップをスタートして以来、技術的な専門知識のレベルが向上していると感じる」
「2019年シーズンにエンジンサプライヤーをホンダに変更した後、さらにそれが顕著になった。燃料と潤滑油の開発は、現在のハイブリッドエンジンにおいて重要な役割を担っている。二社が共同で作業をすることで、大きな進歩が達成されている」
パワーユニットサプライヤーをルノーからホンダに変更することでどういう変化があったかという問いに対し、ホーナーはワークス待遇を得られることは大きなメリットであると答えた。
「ホンダと働く上で素晴らしいのは、彼らがアストンマーティン・レッドブル・レーシングおよびトロロッソに完全に集中していることだ」
「去年までのパートナーであるルノーは、ワークスチームを持っており、燃料サプライヤーも我々とは異なっていた。そのため、我々がルノーのパワーユニットを実際に走らせることができるようになるまでに多少の時間が必要だった」
「ホンダが強く働きかけて、エクソンモービルは多くの製品バリエーションを生み出してきている。このように関係がスムーズに機能しているのは素晴らしいことだ」
「我々はホンダの開発の道筋について、また燃料とエンジンオイルがそのなかで果たす役割についての話し合いに深くかかわっている。アストンマーティン・レッドブル・レーシング、ホンダ、エクソンモービルのパートナーシップにおいて、三者すべてが互いに価値をもたらしている。非常にエキサイティングな関係だ」