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KinKi Kids、嵐、関ジャニ∞……平成に記録を残したジャニーズグループ

2019年04月30日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 本日で平成が終わり、明日には令和を迎える。テレビ番組などでも平成を振り返る内容のものが多く、様々な出来事があったと再認識させられる。今回は、平成に記録を残したジャニーズグループたちを振り返ってみよう。


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■KinKi Kids…CDシングル連続首位記録
 「ジャニーズタレントが持つ記録」の筆頭と言えば、KinKi Kidsの「CDシングル連続1位獲得作品数」だろう。1997年に発売されたデビューシングル『硝子の少年』から、シングル40作品は全てオリコンチャートで1位を獲得。20002年にはギネスにも登録された。そして今もなお、自身で記録を更新し続けている。その理由のひとつとして、“彼ら自身の進化”を挙げたい。名だたる音楽家たちが楽曲を手掛けることが多かったが、2000年発売の9thシングル表題曲「好きになってく 愛してく」は作詞を堂本剛、作曲を堂本光一が手掛けている。それ以降、自分たちで作品を作ることも増えていった。それぞれソロ活動をしているからだろうか。KinKi Kidsとして曲を作る際には、自分たちがやりたい曲ではなく“KinKi Kidsに合う曲”が出来上がっているのが見事である。デビューから今年で23年、自分たちで“KinKi Kids”というデュオを育てていっているからこそ、CDシングル連続首位記録を打ち立てられているのかもしれない。


■嵐…好きなアーティストランキング史上最多1位獲得
 グループ史上最大規模のツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の真っ最中である、嵐。毎年オリコンが行なっている『音楽ファン2万人が選ぶ“好きなアーティストランキング”』では、史上最多1位を獲得している。直近の2018年ランキングでは2年ぶり、8度目の1位に。メンバーの櫻井翔が「嬉しい言葉を幅広い世代の方が下さいました。同じ時代を生きた方。人生のどこかのタイミングで、嵐を好きになってくれた方。そんな多くの方々に日々支えて頂いていることを痛感すると同時に誇りに思います」と語っている通り、老若男女から支持されていることが、この記録を打ち立てられる要因の1つだ。世代ごとによって支持されているポイントは違うが、嵐に対するコメントの中で共通しているのが“5人の仲の良さ”。活動歴が長くなるにつれ、ソロ活動が活発になっていくケースが多い中で、嵐は今もなお『VS嵐』(フジテレビ系)、『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)と週2本、5人での冠番組を持っている。毎週彼らの和やかな関係性を目にすることができているからこそ、好感度も高いのではないだろうか。それ以外にも、幅広い活動、そして完璧なパフォーマンス、キャッチーな楽曲などが揃っている彼らが1位を獲得するのは、必然なのかもしれない。


■関ジャニ∞…日本史上初、約10カ月で2度の5大ドームツアー開催
 今年デビュー15周年を迎える関ジャニ∞。バラエティにドラマ、映画と大活躍の彼らだが、毎年欠かさずコンサートを開催している。デビュー以降、47都道府県ツアーや、5大ドームツアーなど規模の大きなコンサートを次々と行なっている彼らは、2017年にまた新たな記録を作った。『関ジャニ’sエイターテインメント』、『関ジャニ’sエイターテインメント ジャム』と、約10カ月の間に2度、5大ドームツアーを行なったのである。ジャニーズグループの中でも、バンドパフォーマンスに精力的に取り組んでいる関ジャニ∞。『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)を通じて、腕に磨きがかかっている様子が分かる。さらに、王道ジャニーズアイドルとしてのパフォーマンス、トーク、コントなど彼らは多種多様なスキルを持っているグループだ。だからこそ、短期間に2度も大規模なコンサートツアーを行なっても観客が飽きることはない。今年も7月14日から5大ドームツアー『十五祭』がスタートする。通算公演数722回、総動員数約1000万人を突破する見込みで、まさにアニバーサリーイヤーにふさわしいツアーとなりそうだ。令和になっても関ジャニ∞には、まだまだ新しい記録を樹立していって欲しい。


 平成最後の日、自分自身を振り返ると共にジャニーズの平成の歴史も振り返ってみてはどうだろうか。(高橋梓)