TOYOTA GAZOO Racingは4月27日に開催されたVLNニュルブルクリンク耐久シリーズの第3戦(VLN3)にGRスープラとレクサスLCで参戦。2台とも完走を果たし、6月20~23日のニュルブルクリンク24時間耐久レースに向けた準備を進めた。
トヨタは、このVLN3に安全装備やレース用タイヤなどを備えた市販仕様に限りなく近いGRスープラを投入。市販車開発を担当している矢吹久とヘルフィ・ダーネンスにステアリングを託した。
計6台がエントリーしたSP8Tクラスを戦ったGRスープラは、雨の影響で難しいコンディションとなったレースを大きなトラブルなく走破。総合63位/クラス3位で走りきった。
このGRスープラは、4月13日に行われたVLN2に出場していたが、このレースはスタート直前に雪が降り、スタートから2周で赤旗中断、そのまま終了となったため、今回のVLN3がニュルブルクリンク耐久レース初完走となった。
一方のレクサスLCはSP-PROクラスにエントリー。蒲生尚弥、中山雄一のふたりがドライブを担当し、一時は総合35番手までポジションを上げたものの、その後タイム計測機器のトラブルで長時間のピットインを余儀なくされ後退。それでも193台中、総合121位で完走を果たしている。
GRスープラとレクサスLCは、5月18~19日に行われるQFレースに出場し最終調整を行った後、6月のニュル24時間レース本戦に挑む。