2019年F1アゼルバイジャンGP決勝で、ルノーのダニエル・リカルドはクラッシュによりマシンにダメージを負い、リタイアした。
10番手を走るトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトを追っていたリカルドは、オーバーテイクを仕掛けた際にエスケープロードに飛び出した。それを避けようとしたクビアトもコース上でストップしたが、クビアトに気付かなかったリカルドは、バックでコースに復帰しようとしてクビアトのマシンにヒット。2台ともがダメージを負い、リタイアする結果になった。
レース後、スチュワードは、接触の責任はリカルドにあるとして、次戦スペインGPでの3グリッド降格とペナルティポイント2を科すことを発表した。
■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=リタイア
奇妙なインシデントによってリタイアしなければならなくなった。僕が犯したミスが原因であり、チームとダニールに申し訳なく思っている。
(Formula1.comのインタビューにこたえ)こんなことになって落ち込んでいる。あの時、ペースがよくなってきて、ダニーとの差をどんどん縮めていた。隙間を見つけて、飛び込もうと思ったが、このままではコーナーを曲がり切れないと感じたので、エスケープロードの方に行くことにした。
時間のロスを最小限に抑えようと焦り、少しパニックになっていたと思う。あそこに彼がいるとは知らずに、バックでコースに復帰しようとした。焦っていて、確認を怠ったんだ。
自分のミスの影響を最小限に抑えようとして、別のミスをしてしまった。本当にどうしようもない。申し訳ない気持ちでいっぱいだ。懸命に作業に取り組んでくれたチームには、もっといい結果を持ち帰るべきなのに。
ペースがよくなったことはポジティブな要素だけど、レースをこんな形で終えたくはなかった。今週末の僕らにはずっと速さがなかったから、今日ポイントをつかむことができれば、すごくいい挽回になると思った。それができなくてがっかりしている。