トップへ

ふぉ~ゆ~、『しゃべくり007』出演で花咲くか? 隠れた人気ジャニーズの“愛され力”を探る

2019年04月29日 14:11  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 4月29日、平成最後の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、ふぉ~ゆ~が出演する。先週このインフォメーションが流れるとSNS上では大反響。「録画しなきゃ」、「お祝いだ!」、「嬉しい」などウェルカムなコメントが溢れていた。


(関連:SixTONES 京本大我、ジェシー、なにわ男子 大橋和也…デビュー組顔負けの歌唱力持つジャニーズJr.


 ふぉ~ゆ~は、福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介の4人からなるジャニーズグループ。全員舞台を中心に活躍しており、CDデビューこそしていないもののジャニーズにとって欠かせない存在となっている。ジャニーズ事務所から公式発表があったわけではないが、ジャニーズJr.を卒業したという報道もあり、事務所の公式HP「Johnny’s net」上にはふぉ~ゆ~の単独ページも作られている。昨今では、『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(CBC・TBS)の火曜レギュラーを務めたり、バラエティ番組のゲストとして活躍する機会も増えた。出演のたびにそのがむしゃらさがフィーチャーされ、多くの人の心を掴んできた。大きな期待がかかる今回の『しゃべくり007』出演にむけて、彼らの魅力を改めて紹介してみたい。


 ふぉ~ゆ~の最大の魅力は、なんといっても「愛され力」だろう。2018年9月6日に放送された『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に出演した際のこと。「苦節20年」ネタを武器に、スタジオを大いに盛り上げた。彼らの流暢なトークと切り返し、豊富なトピックスを披露すると、南海キャンディーズの山里亮太は「かわいいですね、ふぉ~ゆ~」、ものまねタレントのミラクルひかるは「今の時代にちょうどいい」とコメントしており、共演者の心を掴んでいた。


 さらに、舞台『Endless SHOCK』で2012年から共演し続けているKinKi Kids・堂本光一も頻繁にふぉ~ゆ~の名前を口にしている。例えば2018年6月25日の『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送)では、ふぉ~ゆ~のメンバーたちと温泉旅行に行ったエピソードを披露。長年一緒の舞台に出演しているからか、光一とふぉ~ゆ~はもはや友情のような関係性を築いている。


 こうして一緒に仕事をした共演者たちから、たちまち愛されてしまうふぉ~ゆ~。その理由は、ひたむきさと距離感の掴み方にあると思う。自分たちを大きく見せようとも萎縮してしまいもせず、目の前のことにひたむきに取り組んでいるのだ。それは舞台、ダンス、歌、トーク……全てにおいて。さらに、20年間の活動歴があるからこそトークの際の距離感が絶妙。距離を取りすぎず、詰めすぎず。『アウト×デラックス』でマツコ・デラックスがふぉ~ゆ~のトークを「立て板に水」と評していたが、まさに言い得て妙である。


 ふぉ~ゆ~の魅力はそれだけではない。スキルも確かだ。バックダンサーとしての実力もしかりだが、舞台作品を「魅せる」というスキルも高い。それもそのはず、ふぉ~ゆ~は『PLAYZONE』に2011年から2015年、『Endless SHOCK』に2012年から2019年連続で出演しており、ジャニーズの伝統的な舞台を支える一員となっている。さらに、『壊れた恋の羅針盤』を皮切りに、『縁(えん) ~むかしなじみ~』や『GACHI(ガチ) ~全力entertainment 4U~』など主演舞台も数多く行なってきた。2019年も7月10日から主演舞台『SHOW BOY』の上演が決定している。そして、彼らの舞台を一度目にすればそのスキルの虜になると言っても過言ではない。舞台が中心となると能動的なファンの目にしか映らないため、なかなか知名度が広がらないのが残念なほど完成されているのだ。


 クオリティの高いパフォーマンスができるにもかかわらず、驕らず謙虚で居続けるが故に幅広い人から愛されているふぉ~ゆ~。『しゃべくり007』の出演をきっかけに、また多くの人が“ふぉ~ゆ~沼”に堕ちることになるかもしれない。(高橋梓)