2019年F1アゼルバイジャンGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2位だった。2番グリッドからスタートしたハミルトンは、スタート直後とレース終盤、トップを行くバルテリ・ボッタスにチャレンジしたが、オーバーテイクするには至らなかった。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=2位
チームにとって最高の結果だ。いまの僕らはこれまで以上の強さを持っていると思う。それはチームワークが生み出した強さだ。
バルテリと僕がマシンの限界を押し広げ、いい結果を生み出している。そしてピットストップ担当、エンジニア、ファクトリーで働くスタッフ全員が同じように全力を注いでいるんだ。いまの僕らはチーム史上最強だと思う。全員のハードワークに感謝している。
バクーは僕にとって大得意とはいえない場所で、常に苦労している。今日は優勝に手が届きかけたけれど、届きはしなかった。予選でベストの結果を出せなかったし、決勝スタートも慎重になりすぎた。VSCに関して問題が起こり、それでバルテリに追いつくのが難しくなった。
とはいえ何を言ってもすべて「たられば」にすぎない。バルテリが素晴らしいレースをしたのは事実であり、彼の仕事は優勝に値する。チームが僕らを競わせてくれたのもうれしかった。
スペインでパフォーマンスを向上させて巻き返すために努力を続けるよ。
(ボッタスとのバトルについて語り)ターン1で彼に優しくしすぎた。それが彼に首位を渡す結果になった。バランスをとるのが難しい。常に、自分はチームの一員にすぎないということを忘れるべきじゃない。でも自分のことだけを考えるなら、もっとプッシュすべきだった。でも、そうして僕がトップに立てば、彼がポジションを落とし、さらにフェラーリにも抜かれた可能性がある。だから、僕としては、オーバーテイクしたかったけれど、ワンツーを守るために、慎重に行動する必要があった。
バルテリと僕は、常に互いを尊重し合っている。僕らは真の紳士なんだ。