アルファロメオのキミ・ライコネンがF1アゼルバイジャンGPの予選で失格になった。ウイングに規則違反があることが発覚したためだ。
スチュワードは、日曜、ライコネンのウイングがF1技術レギュレーション第3.9.8条に違反しており、予選失格とするという裁定を下した。
第3.9.8条には「フロントウイングのフラップ後縁部のいかなる部分も、フラップに対して60Nの力が垂直に掛けられたときに、負荷軸に沿って計測し、5mm以上歪んではならない」と定められている。ライコネンのフロントウイングは5mm以上の歪みが出たということだ。
これにより、ライコネンはピットレーンから決勝をスタートすることが決まった。
一方、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーも、FIA重量計測に応じなかったこと、予選で燃料流量規定の違反があったことからピットレーンスタートが決まっている。燃料流量の違反を受け、ホンダはガスリーのパワーユニットのSECUパラメータを変更した。
ウイリアムズは、ロバート・クビサが予選でクラッシュした後、セットアップ変更を行ったため、クビサもピットレーンからスタートすることが決定している。