2019年F1アゼルバイジャンGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2番手だった。チームメイトのバルテリ・ボッタスがポールポジションを獲得、メルセデスにとっては今季3回目のフロントロウ独占となった。
チーム代表トト・ウォルフは、それまで優勢だったフェラーリとの形勢逆転について「気温と路面温度が下がるにつれて、我々のマシンの挙動がよくなっていった。(赤旗で)セッションが長引くにつれてパフォーマンスがよくなり、そうしてQ3になるころには序列が変化した」と語った。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=2番手
ここでフロントロウを独占するに足るだけの速さがあるとは思っていなかった。シャルル(・ルクレール)が、この週末ずっと、とても速かったからね。
改善を施したことで、(フェラーリから)0.1秒から0.2秒差まで近づけるものと思っていたけれど、ここまでやれるとは予想していなかった。こういう結果を出せて、チームの皆のことを本当に誇りに思う。
バクーでの予選はシーズン中のサーキットのなかでも、最も厳しく、最も難しいもののひとつだ。それでも挑戦することはすごく楽しい。このコースでは過去にも苦労させられたことがあるから、今日フロントロウにつけられたことをうれしく思う。
ポールポジションまで本当にあと少しだった。Q3での最初のラップはとてもいい出来だった。でも2回目のアタックは最初のふたつのコーナーで0.3秒を失ってしまい、その後に遅れのほとんどを取り戻しはしたけれど、ポールを獲るのに十分ではなかった。だから、ある意味では満足しているが、一方では獲れたかもしれないポールを逃したことで落胆もしている。
明日はさらにいい走りをしたいと思っている。スタートが重要になるね。ロングランペースはいいと思うけど、ここでは通常セーフティカーが何度も出るし、いろいろなことが起こるだろう。