マクラーレンF1チームのカルロス・サインツJr.とランド・ノリスは、アゼルバイジャンGP初日の金曜フリー走行で7位と10位につけた。しかし両ドライバーとも、予選と決勝でトップ10圏内を維持することについては慎重な意見を述べている。
「あまり楽観視していない」とサインツJr.は言う。
「この最初のセッションからは、どのような結論も導き出せないと思っている。マシンはあまり快適な感触ではなかったし、タイヤに熱を入れるという部分も、それほど良くなかった」
「セッション序盤、まだ路面が非常に汚れた状態のときにラップタイムを出そうとしているドライバーもいた。僕らはもっと後になって、路面がきれいになってから試していたんだ。だから真に結論と言えるものはない」
「僕らは6番手や7番手になるかもしれないが、16番手になるかもしれない。つまり、まだマシンに関して学ぶべきことは多くあるし、分析すべきこともあるということだ」
ノリスもチームメイトに同意しており、予選や決勝で何が起きるかは分からないと話した。
「僕らはとても調子が良いとか悪いとか、そういったことは言いたくない」とノリス。
「それなりに調子は良いけれど、中団グループはまたしても接戦になるだろうと思っている。金曜日は、すべてではないものの、できるだけ多くのことを効率的に合わせ込もうとしていて、確かに厳しい1日だった。FP1とFP2の両方で、そうしたことに取り組んできたんだ」
「どのようなセッティングを試すかという部分では、少しの妥協をしなければならなかった。どれだけのことが試せたかといえば、かなり詰め込む感じになったけれど、良い金曜日だったよ」
他のドライバーたちと同様、ノリスはバクーの市街地コースで独特な課題に直面したという。
「お城のあるセクションでは、登り坂で太陽が問題になった。特に左側の壁にかなり近づいて走るところでは基本的に何も見えなくなるから、何にもぶつからないことを願うしかない」
「コース上の埃という点でも、かなり難しいコースだ。だからまっすぐに突っ込んでしまってロックするとか、小さなブレーキングのミスを犯しやすい。風の影響が大きいこともあって、難しいね」