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嵐、初展覧会開催に感じる5人からファンへの愛 “嵐を旅する”のテーマが意味するもの

2019年04月27日 12:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 現在日本史上最大規模の『ARASHI Anniversary Tour 5×20』ツアー真っ最中の嵐が、7月1日~11月30日まで東京・ソニーミュージック六本木ミュージアムにて『ARASHI EXHIBITION “JOURNEY” 嵐を旅する展覧会』を開催することが発表された。発表を受けてファンの間には新たな嵐のイベント開催に喜びの声が挙がっている。「いつも応援してくれるファンに対して“ありがとう”の気持ちで何かできないかな?」というメンバーの感謝の気持ちから生まれた企画だという。“嵐を旅する”をテーマに、半年以上に及ぶ準備期間を経て準備を進めてきた初めての展覧会。デビューから現在までの嵐の活動を旅になぞらえ、嵐とファンの新たな出会いの場、遊びの場所を展開していく。イベントの詳細についての発表はまだないものの、オリジナルグッズの発売や、東京以降も2020年1月から大阪で開催されるほか、他の都市でも検討されている。


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 ファンの間では展覧会の詳細に期待が高まる中、4月21日には公式サイト「ジャニーズネット」にてファンクラブ会員に向けてスペシャルメッセージを公開、翌4月22日には櫻井翔がキャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)内にて今年2月に嵐5人で訪れたロサンゼルスで収録した展覧会についてのコメントも放送された。その中で展覧会について大野智は「オフショットも結構撮ってるんでね」と語り、松本潤は「5人で改めて一緒に時間をすごせているのでなんか貴重だと思うし、この(5人の)空気感を20周年のイベントとかでみなさんに届けられたらと思っています」とメンバー自身も楽しみにしている様子が垣間見えた。「温かいものを届けられたらと思っているので楽しみにしていただけたら」という櫻井の発言を受け、「最新の技術というものを体験したり、それを僕らなりにアレンジして伝えられたらね」と相葉雅紀。また櫻井が同番組の取材で訪れたグラミーミュージアム内での様子も放送された。展示されているマイケル・ジャクソンの衣装の前で感激した櫻井が「衣裳は映像でしか見たことない。衣裳って生で見るとテンション上がるんですね。衣装(展覧会で)ありだな」と発言する様子も。当初グラミー賞授賞式の参加と旅行といわれていたロサンゼルスだが、今回の展覧会のための研修であったことも明らかになった。


 嵐のライブはムービングステージや気球、フリフラ(ペンライトの自動制御)、2000インチ超えの大型モニターなど、最先端技術をいち早く演出に取り入れていることで有名だ。主に中心となって演出を手掛けるのが松本である。


 2014年、15周年を迎えた嵐がデビュー記者会見を行った聖地・ハワイで開催したライブ『ARASHI BLAST in Hawaii』。この時嵐の5人が会場で待つファンの頭上にヘリコプターで登場し、最後に再び飛び立つ演出が取り入れられていた。これは松本によると「デビューからずっと旅してきた嵐がふとハワイに立ち寄り、また旅立つ」という意味が込められているのだという。5年前から嵐の活動を“旅”と捉えていた松本が今回の展覧会にどう関わるのか非常に興味深い。さらに衣装やグッズ展示に加え、バーチャルの嵐と触れ合えるアトラクションなどもあればファンにはたまらないものとなるだろう。半年以上も熟考された展覧会はきっとファンの想像を楽々と超えて楽しませ、感動させてくれるはずだ。


 6月22日からは毎年恒例の『嵐のワクワク学校2019』も決定。今年のテーマは「時空をJUMP!すべてが愛おしくなる修学旅行」。後輩・Hey! Say! JUMPを助手に迎え、開催される。例年プレイガイドで抽選販売されていた『ワクワク学校』だが、今回はファンクラブ会員(Hey! Say! JUMPの会員含む)のみの申し込みとなる。また『ARASHI EXHIBITION “JOURNEY” 嵐を旅する展覧会』も同じくファンクラブ会員が対象。デビューから20年間支え続けてくれたファンに、できるだけ多く嵐と過ごす時間を共有して欲しいという5人からの愛を感じることができるのではないだろうか。できるだけ多くの都市で開催することを期待し、続報を待ちたい。(北村由起)