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頭脳派YouTuber・はなおがNHKでやりたい放題!? ドッキリ企画からの急展開に注目

2019年04月27日 08:31  リアルサウンド

リアルサウンド

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 頭脳派YouTuberとして人気を広げている「はなお」が、なんとNHKグループと協力したドッキリ動画を公開した。ターゲットは、はなおと共同で動画を作っている「でんがん」だ。


(参考:高偏差値&抜群の企画力! 異色の理系YouTuber「はなお」とは?


 でんがんには「NHKエンタープライズの企画会議」と伝えており、はなおと2人で会社を訪問することに。「YouTuber」という存在は昨今で一般的なものになってきたが、「テレビ」というメディアにはまだまだ浸透し切っているとは言い難いなかで、さらに相手は天下のNHKグループ。当然、でんがんは緊張の面持ちだが、実際に打ち合わせが始まると、NHK側のありえないほど過剰なおもてなしが始まる、というドッキリだ。


 会議室に入ると、NHKの社員2人が出迎える。2人は「若者のテレビ離れがあり、その若者たちが見ているのはYouTubeである」と持ち上げ始めるが、はなおはいきなり『NHKは教育系が多いが僕らは「性教育」の分野だ』などと、際どいワードを出す。思わず困惑するでんがんだが、なんと社員2人はそれを好意的に受け入れ、はなおの動画も全て見ているとさらにヨイショしていくのだ。


 さらに、「お茶をどうぞ」と言って部屋に入ってきたのは、高級店のウェイターのような格好の2人。ティーカップの紅茶出し、「メルボルン産の高級茶葉」だと言う。違和感を覚え始めるでんがんだが、その後もNHKの神対応は続く。ついに本題の番組企画会議へと進むと、その後もはなおの出す様々な無茶な提案がするする通っていく。NHKのニュースをパロディにしたような、悪ふざけ的な企画を提示しても、相手は「許可は取れる」と断言する。


 さらにNHKの名作『ざわざわ森のがんこちゃん』のタイトルをもじって『ざわざわ都会の柔軟ちゃん』というどうしようもない企画を提案すると、「尖り具合はそのくらいがちょうどいい!」と即座に受け入れられる。そうこうしていると、突然ウェイターからワイングラスが差し出され、フランス・ボルドー産2012年物の赤ワインが注がれることに。会議中にもかかわらず、はなおとでんがんはワインで乾杯ーーと、ドッキリはエスカレートしていく。


 続けて、はなおが過去に『行く年(とし)来る年(とし)』をもじった『行く年(ねん)来る年(ねん)』という動画を公開したことがあることから、実際に『行く年(ねん)来る年(ねん)』と番組を呼ぶのはどうかと提案。さらには『ざわざわ森のがんこちゃん』が恐竜をモチーフにしていることから、「『ざわざわ都会の柔軟ちゃん』は、人に進化するために一度氷河期を迎えたい」など、適当な発言を連発。さらには最後は草を食べてみたとかどうですか、と言い出す始末で、でんがんは終始、気が気ではない様子だ。


 そんななかでもNHK側は、「若者は見るんじゃないか」と肯定し続ける。さらに「お腹がすいていませんか?」との言葉の後に出てきたのは、神戸牛のフィレステーキ。ワインとステーキを楽しみながら、会議の内容はさらに過激になっていく。NHKの番組名『おかあさんといっしょ』をもじって『おじさんといっしょ』という番組をやるのはどうか、などなおも無茶な企画を言い続けるはなお。かなり失礼な提案にも関わらず、すぐに採用するNHK。さすがにでんがんも、笑いが隠せなくなってくる。


 そしてついに、ネタばらしの時間。はなおの口から「NHKグループの人がYouTuberに神対応するドッキリでしたー」と告げられるが、でんがんもさすがに薄々気づいていたのか、立ちっぱなしだったウェイターを労うという冷静な反応を見せた。


 でんがんは「ウェイターの人がめっちゃ見てくるドッキリかと思った」と何かのドッキリではあると思っていた様子。ドッキリで使われた神戸牛やワインは本物だったが、紅茶だけは自販機で買ったものをティーカップに入れ替えただけだということも発覚し、そこはでんがんも気づいていたようだ。はなおは、「自分の適当な発言や失礼な提案を聞いてでんがんも乗ってくるかと思ったが、案外真面目モードだった」とコメントしている。


 そして動画の最後には、今後公開予定であろう動画の内容を匂わせる部分もあった。ドッキリとは別で、NHKは本当に、はなおたちと番組企画を立ち上げたいと考えているようだ。さらに、その契約金は2000万円であり、「YouTubeを半年間やめてテレビの事を、ずーっと考えていただきたい」という言葉が伝えられていた。ドッキリ動画から急展開を迎えているはなお。今後の展開がさらに楽しみになってきた。


(いぬとしおから)