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ホンダ田辺TD「スペック2エンジン投入の初日、赤旗で走行時間を失ったのは残念」:F1アゼルバイジャンGP金曜

2019年04月27日 07:21  AUTOSPORT web

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2019年F1第4戦アゼルバイジャンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1アゼルバイジャンGPの金曜、フリー走行1回目は序盤にコース上のマンホールの蓋が外れるアクシデントが発生した影響で赤旗・中止になったため、レッドブル・ホンダとトロロッソ・ホンダの4人は計測ラップを走れなかった。フリー走行2回目は、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4番手、ピエール・ガスリーは9番手、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは6番手、アレクサンダー・アルボンは8番手だった。

 ホンダは今週末、4台のマシンにスペック2のICE(エンジン)を投入。フェルスタッペンとガスリーのマシンには、シーズン2基目のICE、2基目のターボチャージャー、2基目のMGU-H、2基目のMGU-K、クビアトとアルボンには3基目のICEがそれぞれ導入された。

 FP2でクビアトはウォールにクラッシュ、マシンがダメージを受けたため、ホンダはパワーユニットのチェックを行うということだ。

 なお、ガスリーはFP2終了時にピットに戻った際、FIAの重量測定の指示に従わなかったため、ペナルティにより、決勝をピットレーンからスタートするよう命じられた。

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日は予定どおりスペック2のPU(パワーユニット/エンジン)を4台のマシンに投入しました。FP1ではセッション序盤での中止により1周ずつしか走行できず、FP2でも赤旗中断により走行時間が削られてしまいました。状況は他チームも同じですが、新しいPUでしたので、もう少し走行を重ねたかった部分はありました。

 2本のロングストレートとタイトな市街地部分をあわせもつバクー市街地サーキットは、PUのエネルギーマネージメントやシャシーのセットアップなどの面で、チャレンジングなサーキットです。今日はマシンからベストなパフォーマンスを出すセッティングを見つけるためのプログラムを実施しましたので、ここからは得られたデータを分析し、チームと一緒に明日以降への準備と改善を進めます。

 なお、FP2でクラッシュを喫したクビアト選手については、早急にPUの状態の確認を行います。