映画『BOND 25(仮題)』が2020年に全国公開される。
『007』シリーズの最新作となる同作のあらすじは、現役を退きジャマイカで穏やかな日々を過ごしていたボンドが、旧友でCIAエージェントのフェリックス・ライターから誘拐された科学者の救出を依頼され、危険な最新技術を操る正体不明の敵に導かれていくというもの。
日本時間の昨日4月25日に『007』シリーズの第1作『007 ドクター・ノオ』のロケ地であるジャマイカでローンチイベントが開催。全世界同時ライブストリーミングが行なわれた。イベントには、製作のバーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン、監督のキャリー・フクナガらが登壇し、続投キャストとして、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグをはじめ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ロリー・キニア、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ジェフリー・ライト、新キャストとして、アナ・デ・アルマス、ダリ・ベンサーラ、デヴィッド・デンシック、ラッシャーナ・リンチ、ビリー・マグヌッセン、ラミ・マレックの出演を発表。脚本はニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド、スコット・バーンズ、キャリー・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジが手掛ける。
メッセージ映像で登場したラミ・マレックは「こんにちは、ラミ・マレックだよ。みんなは素敵なジャマイカにいるんだってね。ちっとも嫉妬なんてしていないよ…僕は別の仕事でニューヨークだけどね…。最新作のキャストとクルーたちに会えることをすごく楽しみにしているよ!そして…MR.ボンド君。25作品目のミッションは決して簡単に乗り越えることはできないだろう…」とコメントを寄せた。
またフクナガ監督、ダニエル・クレイグ、ナオミ・ハリス、レア・セドゥ、アナ・デ・アルマス、ラッシャーナ・リンチらによるトークセッションで、クレイグは「25作品も続く『007』シリーズが何故これほどまでにも愛されているのか?」という質問に「『007』シリーズは、僕自身子供のころから家族と一緒に観ていた大好きな作品だ。原作者のフレミングによって作りこまれたキャラクターや設定、舞台背景が、映画でもしっかりと踏襲されていることで、ボンドというキャラクターは違った役者が演じても、一貫性が保たれている。それが、ファンが長年経ってもついてきてくれる理由なんだろうね」と分析。
フクナガ監督は「僕にとって、ダニエルが一番お気に入りのボンドなんだ。だから、今作はこれまでの作品のなかで“最高の007だ”といわれるもの仕上げ、ダニエルに有終の美を飾らせてから、次にバトンタッチしたい。僕はこの映画でベストを尽くしているから、きっと次の監督にはハードルが高くなってしまうと思うよ(笑)」と述べた。