日産自動車は4月26日、スーパーGTで運用されているファースト・レスキュー・オペレーション(FRO)用の車両として、同社の最上級SUVである『パトロール』をベースとした『パトロールNISMO』を提供すると発表した。
スーパーGTで独自に運用されているFROは、レース中にアクシデントが発生した場合に出動。車両にはドライバーとドクター、レスキュースタッフが乗り込んでおり、迅速に救助活動を行うことを目的としている。
これまでニッサンはスカイライン・クロスオーバーをFRO車両として提供してきたが、今回は同社が海外市場向けに展開しているSUVのパトロールにニスモチューンを施した『パトロールNISMO』を提供する。
パトロールNISMOは、ニスモチューニングが施された5.6リッターのガソリンV8エンジンを搭載し、最高出力428馬力を発生。圧倒的な出力と、その大柄なボディからは想像のつかない俊敏なハンドリングを併せ持ち「究極のパフォーマンスSUV」と謳われている1台だ。
このパトロールNISMOは5月3~4日に富士スピードウェイで開催される第2戦で贈呈式が行われる。
なお、4月13~14日に行われた第1戦岡山では、ポルシェ・カイエン、トヨタ・ランドクルーザー・プラドもFRO車両として贈呈されている。