アルファロメオ・レーシングは、F1アゼルバイジャンGPでアントニオ・ジョビナッツィのパワーユニットエレメントを交換することを決定、これによってジョビナッツィは10グリッド降格のペナルティを受ける見通しとなった。
第2戦バーレーンGPでシャルル・ルクレールにパワーユニットのトラブルが発生したことを受け、フェラーリは次の中国GPに向けてコントロールエレクトロニクス(CE)をアップグレードした。新スペックのCEはワークスフェラーリだけでなく、カスタマーチームに対しても用意され、フェラーリとハースは交換を行ったが、アルファロメオはこれを適切に搭載する時間が足りないと判断し、中国では使用しなかった。
その結果、中国予選でジョビナッツィのCEにトラブルが発生、チームは決勝に向け、従来スペックの新品と交換した。
第4戦アゼルバイジャンに向けて、アルファロメオはアップデート版CEをジョビナッツィとキミ・ライコネンのマシンに搭載。ジョビナッツィはシーズン3基目のCEを使用することになり、レギュレーションで定められた基数制限を超えたため、アゼルバイジャンで10グリッド降格ペナルティを受けることになる。
ライコネンの場合は2基目となり、今回はペナルティは科されない。しかしCEはシーズン2基までと定められているため、ライコネン、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとルクレール、ハースのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンは、次に交換する場合にはペナルティ対象になる。