まもなく10日間の大型連休がやってくる。旅行に行ったり、ひたすらのんびり過ごしたりと待ち遠しく思う人がいる一方で、出勤を余儀なくされ苛立つ人もいる。
キャリコネニュース読者から寄せられた「GW10連休じゃない人の嘆き」には、特にサービス業勤務者から怒りの声が寄せられた。
「飲食店勤務です。スタッフ不足で忙しいので、ほぼ出勤が決まっています。誰かの10連休は 別の誰かの10連勤で成り立っていることを忘れないでほしいですね」(50代女性)
「連休ですからお客様がたくさん来られます。 せめて2日でいいから休みたいです。人手不足でつらいです」(60代男性)
24時間、年中無休の飲食店で社員として働く40代女性も、
「現場は10日間休憩すら取れずに働くのに、本社は10連休。ヤル気失せますよ。政府も、サービス業の人間は働かせるだけ働かせて消費する、『モノ』なんですよね」
と皮肉っている。
連休のせいで残業続き「働き方改革というのに、残業になることをする政府がわからない」
販売・サービス業勤務で、10連勤が決定している20代女性は、「10日出勤したからって給料が上がるわけでもないしね。サービス業感謝デーみたいなものがあったらいいのに」と嘆く。同じく販売・サービス業で働く30代女性は、
「銀行などの金融機関もお休みで、連休明けの事務作業が地獄になることが目に見えています。飛び石で構わないので、間に平日が欲しかったです」
と不満げだ。連休開始の4月27日は、月締めの事務作業を行う時期と重なる。女性の勤務先では事務作業の前倒しで残業を強いられる上に、連休はほぼ毎日出社。女性は、「働き改革と言いながら、かえって残業になるようなことをする政府の方針がわかりません」と憤る。
スーパーマーケットで働く30代女性も、連休の大半は出勤予定だ。
「繁忙期なので休めませんよ。10連休ってなんですか?食べ物ですか?ってくらい無縁です」
加えて、連休中は保育園が休みのため、夫と交代で子どもの世話をしなければならない。女性は「10連休にするのはいいけど、子どもがいる人のこと考えているのでしょうか?」と、国のやり方に怒りを隠せない。
「公務員にもいろんな職種がある。『公務員は10連休でいいよね』と怒られても困る」
連休の話題になると、「公務員は休めていいよね!」と、公務員に批判が集中することもある。しかし、休める人ばかりではない。
市役所で働く20代女性は例年、「年度始めで4月、5月はただですら忙しく、土日にも出勤して仕事を進めていました」という。今年は10連休になってしまったが故に、
「全て休むと休み明けに業務が回らないので、連休中3日くらいは自主出勤します。もちろん無給ですよ」
という。刑務官や入国警備官などの公安職として働く40代男性も、「普段と変わらず出勤ですよ。公務員にもいろんな職種があるので、『公務員は10連休でいいよね!』と怒られても困ります」と心境を吐露している。
キャリコネニュース編集部では引き続き「GW休めない人の声」をお待ちしております。