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スーパーGT:鈴鹿タイヤメーカーテストの2日目はドライに転じる。WedsSport ADVAN LC500が最速

2019年04月25日 20:11  AUTOSPORT web

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スーパーGT鈴鹿タイヤメーカーテストの2日目トップタイムをマークしたWedsSport ADVAN LC500
4月24日から三重県の鈴鹿サーキットで行われているスーパーGTのタイヤメーカーテストは4月25日、セッション3/4が行われ、午前のセッション3はカルソニックIMPUL GT-Rがトップタイム。午後のセッション4はWedsSport ADVAN LC500がトップタイムをマークした。

 GT500クラスが8台、GT300クラスは11台と合計19台が参加し、第3戦鈴鹿を見据えて行われていたスーパーGTのタイヤメーカーテストは、4月25日がテスト2日目。走行1日目は雨のためウエットコンディションとなってしまったが、この日の鈴鹿は曇り空となった。

 午前9時からスタートしたセッション3は、走り出しこそ路面が濡れているコンディションだったものの、走行途中からドライに転じはじめ、タイムも向上することに。初日の走行時間を短縮し、この日は午前、午後に30分ずつ振り分けていたため11時30分がチェッカーとなったが、その直前にModulo Epson NSX-GTがクラッシュ。赤旗となり、そのまま終了となっている。

 セッション3のトップタイムは、初日午後も首位だったカルソニックIMPUL GT-Rで、1分46秒230をマーク。2番手にはWedsSport ADVAN LC500が1分46秒521で続いた。3番手にはMOTUL AUTECH GT-R、4番手にはリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rがつけ、GT-R勢が上位に。5番手はMOTUL MUGEN NSX-GTとなった。

 GT300クラスでは、SUBARU BRZ R&D SPORTが1分57秒028をマークしトップに。シンティアム・アップル・ロータスが1分57秒288で続き、JAF-GT勢がワン・ツーを占めた。3番手にはGAINER TANAX GT-Rがつけ、第1戦岡山でのクラッシュから復帰したGAINER TANAX triple a GT-Rが4番手。片岡龍也がピレリスーパー耐久シリーズのため移動し、この日は谷口信輝がひとりで走行したグッドスマイル 初音ミク AMGが5番手となった。

 午後のセッション4は14時30分から行われ、開始直後こそ曇天だったものの、次第に天候は晴れはじめた。途中赤旗が一度出たが大きなアクシデント等はなく、午前にクラッシュしたModulo Epson NSX-GTもコースに戻っている。

 そんなセッション4でトップタイムをマークしたのは、午前の2番手だったWedsSport ADVAN LC500。1分46秒075をマークし、この鈴鹿メーカーテストを首位タイムで終えた。2番手はカルソニックIMPUL GT-R、3番手にはau TOM'S LC500、4番手にリアライズコーポレーション ADVAN GT-R、5番手にMOTUL MUGEN NSX-GTがつける結果となった。

 GT300クラスは、シンティアム・アップル・ロータスが1分57秒037をマークしトップタイムとなったが、チームは週末のピレリスーパー耐久シリーズ第2戦参加のため走行を途中で切り上げることに。SUBARU BRZ R&D SPORTが2番手、GAINER TANAX GT-Rが3番手となった。

 シンティアム・アップル・ロータスの他にも、特にGT300チームでは、鈴鹿を終えてスポーツランドSUGOに移動するチームスタッフやドライバーも多く、またVLNのためにニュルブルクリンクへ移動するドライバーも。超多忙なシーズン序盤は続きそうだ。