スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、4月25日付けで5月3~4日に開催される第2戦富士スピードウェイの参加条件を発表した。スーパーGTに参戦する車両は、下記の条件で参戦しなければならない。GT300クラスではFIA-GT3車両の調整が変化しているほか、JAF-GT300マザーシャシーのBoP重量が50kgから20kgに変更されている。
さまざまな車種が競い合うスーパーGTでは、パフォーマンスを均衡化させるために参加条件が設けられている。GT500、GT300を含めた各車両の参加条件の数値は関連記事をご覧頂いただきたいが、GT500クラスでは、今季に向け競技車両最低重量が変更されたホンダNSX-GTについての数値は変更はない。
GT300クラスでは、GTAがパートナーシップを結ぶSROモータースポーツ・グループが定めた数値が採用され、サーキットの特性ごとにテーブルが定められる。車両重量についてはマクラーレン720S GT3、ポルシェ911 GT3 Rが重量軽減方向で、ランボルギーニ・ウラカンGT3、ニッサンGT-RニスモGT3(2015)は変更なし。それ以外の車両は増加方向だ。エアリス径はアウディR8 LMSエボ、メルセデスAMG GT3が拡大されている。また、ターボ車の最大過給圧については4車種の数値が変更された。
JAF-GT車両については、トヨタ・プリウスPHV GR SPORT、スバルBRZの数値は変更なし。一方、トヨタ86 MC、ロータス・エヴォーラMC、トヨタ・マークX MCの3車種があるGT300マザーシャシー勢は、BoP重量がこれまでの50kgから20kgに変更された。
高速コースの富士で、これらの変更によりどんな戦いとなるか、楽しみなところだ。