F1シーズンを転戦していると、いろいろな人との出会いがある。今回は、レッドブルと一緒にF1の1000回目を祝福していたエクソンモービルスタッフふたりを紹介する。
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F1第3戦中国GPにエクソンモービルのグローバルモータースポーツ・テクノロジーマネージャーを務めるデビッド・ツルサキが来ていた。しかも、レーシングスーツに身を包んでいた。
これはF1の1000回目のレースを祝福するため、当時のロゴに変更したレーシングスーツを着て、オイルやガソリンを供給しているレッドブルとともに、記念撮影会に参加した。
じつはエクソンモービルは、1950年にイギリス・シルバーストンで行われた世界初となるF1のレースに参戦していた数少ないブランドのひとつだった。そこでツルサキはモータースポーツテクニカルアドバイザーとしてチームと一緒に仕事しているエクソンモービルのトラックサイド技術者たちと、伝統的な当時のユニフォームを着て現れた。
そこで、今回は普段はあまり表舞台に出てこないふたりのモータースポーツテクニカルアドバイザーを紹介しよう。まずトロロッソ担当のショーン・ダネット(イギリス出身)だ。2018年からトロロッソでホンダとともに仕事しているダネットの最大の特徴は、6.7フィート(2m04cm)の身長だ。
その身長はF1以外でも役立っている。それは趣味で行なっているコーフボールだ。コーフボールは、バスケットボールのルールを基に、1902年にオランダで生まれた屋外スポーツだ。「コーフ(Korf)」というのはオランダ語で「バスケット(籠)」を意味する。
もうひとりのダリオ・イゾは、レッドブル担当のイタリア人。現在は彼女と愛犬のスタッフォードシャーブルテリアとチェコのプラハで暮らしているイゾもまたサッカーとサイクリング、そして水泳を趣味にしているスポーツマン。
ふたりとも全戦チームに帯同するということなので、6月のカナダGPで開催される予定のいかだレースでは、ホンダのスタッフとともに「ホンダ&エクソンモービル」を作って、単独チームで参加してほしい。