就職マッチングイベントを行うDYMは4月24日、「2020年卒の就職活動に関する調査」を発表した。調査は今年2~3月に実施し、同社主催のイベントに参加した就職活動中の現役学生男女884人から回答を得た。
就活の悩みを聞くと、1位は「自分に適する企業がわからない」(57%)。2020年卒の学生は、いわゆる「就活ルール廃止」適用前の最後の就活生。3月に採用情報が公開され本格的な就活時期に突入しているが、就活生の6割が企業選びに苦労していることがわかる。
就職エージェントを利用する就活生も
2位以降、「自分の働く姿や生活が想像できない」(27.9%)、「履歴書の書き方」(26.9%)、「どの媒体が良いかわからない」(17.1%)、「服装・髪型」(5.4%)と続く。
就職エージェントを利用している人は98%で、うち7割以上が複数のエージェントに登録している。エージェント利用のメリットとしては「企業情報が収集しやすい」が最も多い。同社は「自分に適した企業がわからない就活生の悩みを解決するサービスとして受け入れられていることがうかがえる」としている。
ほかにも「内定が早く決まりそう」「興味がある企業が見つけやすい」「業界を絞りやすい」「自己分析の制度が上がる」といった声が寄せられている。エージェント選びで重視することは「無料」が最多で、「選考フローの早さ」「非公開求人がある」「専属リクルーターの有無」と続く。