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フェルスタッペン「ベッテルは魔法のような才能を持ったドライバーではない」

2019年04月24日 17:11  AUTOSPORT web

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2019年F1中国GP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、4度F1タイトルを獲得した経験を持つセバスチャン・ベッテルについて、いいドライバーだが「魔法のような」才能を持ってはいないと評した。

 2010年から2013年にベッテルはレッドブルでタイトル4連覇を成し遂げ、2015年からフェラーリで走っている。2019年第3戦終了時点で優勝52回、ポールポジションを55回獲得した実績を持つ。

 しかしフェルスタッペンは、ベッテルが飛び抜けた能力を持っているとは考えていない。彼がこれまでチームメイトに全くかなわなかったことがあるからだ。

「ベッテルはいいドライバーだと昔から思っている。そうでなければ世界タイトルを4回も獲れるはずがないからね」とフェルスタッペンはLa Gazzetta dello Sportに対して語った。

「でも彼が魔法のようだと思ったことは一度もない」

「その理由のひとつは、(2014年に)レッドブルで走っていた時、(チームメイトの)ダニエル・リカルドの方がいい成績を残したからだ。今は(シャルル・)ルクレールが同じことをしている」

 フェラーリのジュニアドライバーだったルクレールは、ザウバーで1年走った後、2019年にフェラーリに昇格した。キャリアがまだ短いルクレールだが、シーズン序盤からベッテルと同レベルの速さを発揮しており、バーレーンGPではF1での自身初のポールポジションを獲得した。

 フェルスタッペンは、ルクレールや、5度のチャンピオン、ルイス・ハミルトンと同じチームで走ることになったとしても、負けない自信があると示唆した。

「ルクレールとチームメイト同士になる機会が巡ってきたら、そのチャレンジを受け入れるよ」とフェルスタッペン。

「(ルイス・)ハミルトンでも同じことだ。彼はすでに5回チャンピオンになっているけれど、別に構わない」