グッドスマイルカンパニーは7月25~28日に開催されるトタル・スパ24時間への再挑戦を発表。人気ゲーム『Fate』の誕生15周年を記念し、TYPE-MOON RacingとコラボレーションしたメルセデスAMG GT3を投入する。
ボーカロイドの初音ミクをマシンに掲げ、スーパーGT GT300クラスを戦っているGOODSMILE RACING。2017年にはGOODSMILE RACING & TeamUKYOとしてスパ24時間に初挑戦。谷口信輝、片岡龍也、小林可夢偉の3名にメルセデスAMG GT3を託した。
そんなチームが2019年にコラボレーションする『Fate』シリーズは、PCノベルゲーム『Fate/stay night』に端を発し、ライトノベルやアニメ、映画などメディアミックス展開されている作品だ。
近年ではスマートフォン向けゲーム『Fate/Grand Order』が爆発的なヒットを記録、2019年1月12日に公開された劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]』 II.lost butterflyも興行収入15億円を突破したほか、日本のみならず世界からも絶大な支持を集めるシリーズだ。
今回、GOODSMILE RACINGは、株式会社プラスワンが企画・展開するTYPE-MOON Racingとコラボ。チームが投じるメルセデスAMG GT3にFateの主要キャラクターであるセイバーや遠坂凛があしらわれる。
またGOODSMILE RACINGとして、2017年以来2度目のスパ24時間に向けて参戦体制を見直し。スーパーGTでチームを支えるRSファインと、ドイツの強豪ブラックファルコンが協働する体勢を構築した。
ドライバーはGOODSMILE RACINGの“顔”と呼べる谷口、片岡が継続起用されたほか、3人目にはメルセデスのAMGパフォーマンスドライバーで、ブラックファルコンとともにニュルブルクリンク24時間レースを制した経験を持つアダム・クリストドーロウが起用された。
スパ24時間は1981年と1991年に2度、日本車が総合優勝、日本人ドライバーとしては1991年にニッサン・スカイラインGT-Rをドライブした服部尚貴が総合優勝を手にしているものの、日本チームの優勝はない。
GOODSMILE RACING & TYPE-MOON RACINGは、史上初の日本チーム総合優勝に挑むことになる。