4月20日、21日に開催された2019 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース。全日本スーパーフォーミュラ選手権、MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ、全日本F3選手権など2輪と4輪のレースが併催で行われ、5万8000人のファンがサーキットを訪れた。レース以外にも様々なイベントや展示が開催された。その模様を写真で振り返る。
今年から使用するスーパーフォーミュラ新シャシー『SF19』は、イタリアのダラーラ社が制作したもの。そのダラーラ社が生んだスポーツカー『ダラーラ・ストラダーレ』のデモランも行われた。また全日本F3選手権で使用されている車両は『ダラーラF312』であり、まさにこの週末はダラーラに囲まれたレースウィークとなった。
■GPスクエア
グランドスタンド裏のGPスクエアでは、往年のF1マシン『Lotus 78』、市販車CB900Fをベースにしたワークスレーサーで、ホンダが耐久レースで5連覇をr達成したマシン『Honda RS1000』、スーパーフォーミュラのシャシーを政策するダラーラ社が開発したスポーツカー『ダラーラ・ストラダーレ』、また2輪、4輪の市販車両などが展示された。
■ピットウォーク
サーキットを訪れるファンがもっとも楽しみにしているイベントのひとつがピットウォーク。今回は2&4ということもあり、ライダー、ドライバーが一堂に会したピットウォークは大盛況に終わった。
ドライバーやライダーと間近で触れ合えるピットウォークには、2&4ということもあり2輪と4輪両カテゴリーのレースクイーンで賑わっていた。今回が開幕戦のスーパーフォーミュラで、初登場のレースクイーンも大活躍だった。
■スーパーフォーミュラ、全日本F3
新型シャシー“SF19”デビュー戦となった第1戦鈴鹿。クラッシュ続きの難しい予選を牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)が攻略しポールポジションを獲得。決勝もクラッシュが多く印象的な開幕戦となった。またスーパーフォーミュラ同様にダラーラ製シャシーを使う全日本F3も開幕し、第1戦から激しいバトルが繰り広げられた。
■JSB1000
2レースともに優勝し完全制覇を果たした高橋巧(Team HRC)。予選では全人未踏の2分3秒874のコースレコードをたたき出し周囲を驚かせた。
レース1で2位を獲得した渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)は、ヨシムラに移籍し初の表彰台だった。
ドゥカティの最新マシンであるパニガーレV4 Rが全日本ロードで初走行した。カウルに大きなウィングが取り付けられているこのマシンは二輪ファン必見の一台だった。
今シーズン、スーパーバイク世界選手権(SBK)にも参戦しているモリワキは今大会が全日本ロード初参戦となった。高橋裕紀(KYB MORIWAKI RACING)はレース1が11位、レース2は12位でフィニッシュした。