小学生時代、泣き虫な同級生にどう接すればいいのか分からず、戸惑った経験のある人は少なくないだろう。しかし、社会人になった今でも「よく泣く同僚」という人物がおり、頭を抱えているビジネスパーソンは意外といるようだ。
4月13日のガールズちゃんねるに「職場ですぐ泣く人」というスレッドが立った。スレ主の同僚には叱られたり少し注意されたりするとすぐに泣く人がおり、友人の会社にもこのような人物がいるという。トピ主は「皆さんの職場にはすぐ泣く人いますか?」と問いかけ、「いつになったら泣くのやめてくれるんだろうか… 」と嘆いた。(文:石川祐介)
「正直今泣かれてもどうにもならないから、せめて帰ってから泣け」
スレッドを見ると「泣くような叱り方したの?」「涙腺が弱い人はいるよ」など泣いてしまう人を擁護する声が寄せられた。一方、やはり困惑してしまうため勘弁してほしいという声が非常に多く目についた。
「トイレとか見えないとこで泣いてほしい」
「人前で泣かないで欲しい 毎回毎回慰めるのがダルい」
「後輩がよく泣く。正直今泣かれてもどうにもならないから、せめて帰ってから泣けと思ってしまう…」
泣いている人が職場にいると、意識がそちらに向いてしまい集中力が削がれてしまう。さらに、泣かれたままの状態で放置するわけにもいかず、「どうしたの?」「大丈夫だよ」と慰めに時間が奪われてしまうという人も多い。
ただ、泣いてしまう人達からは、
「涙腺ゆるゆるなんだ 好きで泣いてるわけじゃないんだよ」
「すっごく我慢はしてる。でも涙が溢れて来ちゃうんだよ。すみません」
我慢しているが耐えられないという声が寄せられた。中には罪悪感をにじませる人もいた。涙もろさには個人差がある。42度の風呂でも「熱い」と感じる人もいれば「ちょうど」と思う人もいるように、個性の一つと捉えた方がよいのではないだろうか。
「ちょっと注意しただけで泣くけど、多分計算してる。上司が来た途端に泣く」
ただ、度が過ぎるとあまりにも周りの負担が大きくなる。「注意すると逆ギレしながら泣く同僚」に困っている人がいた。感情的になっているため本人が冷静になってから、つまり泣き止むのを待ってから段階的に注意をしなければいけないやめ、注意する側は根気強い対応を強いられる。これをしょっちゅう行うのは大変だ。また、
「ちょっと注意しただけで泣くけど、あれ多分計算してる。普段は泣かないのに、上司が来た途端に泣く」
と自分を貶めるために涙を使う同僚がいたという人も。相手に泣かれてしまうと、自分に否がなくても悪者扱いされてしまう。本来の根本的な問題は解消されず、周囲から"嫌な奴"というレッテルが貼られる恐れもある。
これらは泣く側に問題がありそうだが、「社内イジメとかパワハラが原因であれば涙が出てもおかしくないと思う」と上司の叱り方に問題があるではと指摘する人も。こればかりは例え自分は「ちょっと叱られたくらいで泣くな」と思うレベルでも、当人にとっては深刻な場合もある。周囲も見極めが必要だろう。