4月19日、フォルクスワーゲン和歌山中央がゴルフGTI TCRで、2019年から全日本スーパーフォーミュラ選手権と併催されるTCRジャパンシリーズにフル参戦することが発表された。ドライバーには、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceやピレリスーパー耐久シリーズで活躍する松本武士が起用される。
フォルクスワーゲン和歌山中央は、和歌山トヨタ自動車株式会社が運営する県内唯一のフォルクスワーゲン正規ディーラー。今季からスタートするTCRジャパンにはアウディやホンダ、そしてフォルクスワーゲンから多数のマシンが参加するが、ここにフォルクスワーゲン和歌山中央のゴルフGTI TCRが加わる。
このゴルフを駆るドライバーには、TGR 86/BRZ Raceやスーパー耐久で活躍する松本が起用されることになった。和歌山トヨタではTGR 86/BRZ Raceにも参戦しており、松本はそちらでもドライバーを務めている。今季第1戦鈴鹿では悲願の初優勝を飾っており、いまや波に乗っている。
「和歌山トヨタ自動車としましては、2014年からエンジニアとメカニックの技術向上を目指し、86&BRZレースに参戦を続けております。昨年TCRジャパンの2019年度の開催を知り、和歌山県内唯一のフォルクスワーゲンディーラーを展開しております当社として、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRでの参戦へ向けて準備を重ねておりました」というのは和歌山トヨタ自動車の小川至弘氏。
「このシリーズにおいても引き続きエンジニアとメカニックの技術向上を目指して、メンテナンス及び現場へディーラーメカニックを参加させて参ります。また、ドライバーも86/BRZ Race参戦当初よりともに戦ってきました松本武士選手に託し、シリーズを盛り上げていきたいと思っております」
「今回の参戦に向け、フォルクスワーゲン・ジャパンと販売店がひとつになり、モータースポーツを通じお客様に楽しんでいただき、さらに多くのフォルクスワーゲンファンを増やして参りたいと思います。ぜひ皆さまのご声援を頂きますよう、よろしくお願いいたします」
また、TCRの経験も多い松本は「日本初開催のTCRシリーズに参戦させていただける機会をいただき、とても光栄です。フォルクスワーゲン和歌山中央のスタッフの皆さまと共に、初代TCRジャパンのシリーズチャンピオンを目指し頑張ります」とコメントしている。
チーム名は『Volkswagen和歌山中央RT With TEAM和歌山』となり、ゼッケンは25番をつける。また、グリーンとオレンジを中心としたカラーリングもお披露目され、マシンサイドにはゴルフが変形したロボットのイラストも描かれている。
多くの楽しみなエントラントが参戦を表明しているTCRジャパン。フォルクスワーゲン和歌山中央と松本の参戦は新たなトピックスとなりそうだ。