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"食のマルチカンパニー"アダストリア子会社が新事業発表、オリジナルブランド第1弾はチャイニーズレストラン

2019年04月22日 23:02  Fashionsnap.com

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アダストリア イート クリエイションズ 木村治代表取締役 Image by: FASHIONSNAP.COM
アダストリア イート クリエイションズ(ADASTRIA eat Creations)が4月22日、オリジナルブランド第1弾「ロンファーチャイニーズパーラー(Lung-Hua Chinese Parlor)」をはじめとする新規事業を発表した。「いつ、どこで、誰と、何を食べるか」をテーマに、自社開発のオリジナルブランド事業をはじめ、海外ブランド事業、パートナー事業などを担う「食のマルチブランドカンパニー」として展開していくという。

 アダストリア イート クリエイションズはアダストリアが100%出資する飲食事業子会社として2017年10月に設立。アダストリアの木村治取締役副社長が同社の代表を務めており、これまではアダストリアの施設にある一部飲食店舗の運営や、新業態の開発、国内外の優良ブランドの発掘などを行ってきた。
 新事業第1弾となるロンファーチャイニーズパーラーは「ネオチャイニーズファミリーレストラン」をコンセプトに、気軽に使えるカジュアルな業態として展開。4月25日には1号店をルミネ池袋に出店する。メニューは、伝統的な中華のレシピをベースにした黒醤チャーハンや揚げオムレツ、ロンファーパフェ、九龍華などを用意。総合プロデュースはシンクグリーンプロデュース(THINK GREEN PRODUCE)、フードディレクションは様々な飲食店のプロデュースに携わるギャザー(Gather Inc.)の谷祐二、インテリアデザイン・店舗設計はLINE-INC.が手掛けた。年内に2号店の出店を視野に入れており、同店に続く新ブランドの準備も進めているという。
 海外ブランド事業では、カリフォルニアを拠点に世界で875店舗を構えるスムージー専門店「ジャンバ ジュース(Jamba Juice)」の日本独占展開権を取得。今回が日本初上陸となり、今夏からポップアップ店舗での展開を開始し、2020年に正式出店を予定している。このほか、「川上庵」や「シティベーカリー(THE CITY BAKERY)」などを展開するフォンスとのパートナーシップを発表。今後、アダストリア イート クリエイションズがシティベーカリーの店舗展開の一部を担うなど、フォンスとの協業で飲食事業を推進していく予定だという。
 新規事業の発表に際し、木村代表は「食を通じた自己表現のできる企業として、世界のコンテンツを日本に、また日本のコンテンツを世界へ届けていきたい」と抱負を語った。今後、アダストリア イート クリエイションズでは実店舗の出店を拡大させるだけではなく、「食」を軸に時代に合った様々な事業展開を進めていくという。