レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンは2019年から一貫して成熟した走りを見せており、それがホンダのパワーユニット(PU/エンジン)にスイッチして最初のシーズンにおける目標を追求する上で助けになっていると語った。
フェルスタッペンはレッドブル・ホンダの初グランプリである開幕戦オーストラリアで3位表彰台を獲得、第2戦バーレーンで4位、第3位中国で4位と堅実な成績を挙げ、現在メルセデスのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスに続くランキング3位につけている。
現在21歳のフェルスタッペンは、昨シーズンまでは何度かミスを犯すなどして、しばしば批判を受けてきた。しかしホーナーは、フェルスタッペンは今年の3戦、最大限の結果を出しており、目覚ましい成熟ぶりを見せていると述べた。
「彼は非常に成熟した。ここまで3戦、すべてで強さを発揮してきた」とホーナーが語ったとCrash.netが伝えた。
「バーレーンで表彰台に上れなかったのはついてなかった。中国では(フェラーリの)セバスチャン(・ベッテル)にチャレンジすることができた。彼は非常に成熟したレースを走り、4位という結果を持ち帰った」
「今の段階ではポイントを積み重ねていくことが重要だ。(ランキングで)上位との差はまだそれほど大きくない。フェラーリのふたりより上に立っている」
「シーズンは長い。序盤の段階で大きく引き離されないことが重要だ」
「今年の目標はメルセデスやフェラーリとのギャップを縮めることであり、実際それを実現しつつある。(中国では)フェラーリ2台の間に割って入り、ペースでもメルセデスに近づいてきている。シーズン中盤までの間にチーム間のギャップは変化していくだろう」