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香取慎吾の食を楽しむ姿はなぜ人を幸せな気持ちにする? 『人生最高レストラン』出演に寄せて

2019年04月22日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 香取慎吾が、4月27日放送の『人生最高レストラン』(TBS系)にゲスト出演する。ゲストの「人生で最高においしかったものの“お話”」を味わう同番組。香取は「夜にガッツリ! 愛しの洋食」「我慢できないご褒美! 最強の出前メニュー」「最愛の炭水化物! 日本一のお米」などを披露する予定だという。


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 「慎吾が食ってるって安心するよね」。昨年2月に香取が『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)で、1キロのステーキを平らげたとき、ゲストのヒロミが放った言葉が心に残っている。香取があの大きな口で、パクパクと食を楽しんでいる姿は、なぜか人を幸せな気持ちにする。


 ヒロミが300グラム、山崎弘也が500グラムのステーキを食べているときに、香取はふたりの合計に近い800グラム相当をお腹におさめ、「ごはんを!」と追加オーダー。その食べっぷりは、実に見事で痛快だ。しかも、1キロ完食したにもかかわらず「まだまだ食べられまーす!」と余裕しゃくしゃく。何歳になっても、きっと食べ盛りのわんぱくな男の子を見ているような気分だ。


 草なぎ剛とパーソナリティを務めているラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)では以前、草なぎ宅で天ぷらを揚げて食べた話でも盛り上がっていた。映画『座頭市』の撮影で足を運んだ、山形の山中で採ったタラの芽やふきのとう。「あんないいタラの芽なかなか出会えないよ」とうっとりと話すのも微笑ましいが、主演映画の撮影中も親友・草なぎとおいしいものを食べたい、という食への思い入れの強さを感じた思い出話だ。


 また、毎月のレギュラー番組『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)でも、香取の食べっぷりはひとつの見どころになっている。4月7日放送回では、目黒川沿いの花見客が食べていた屋台のお好み焼きを見て「食べたい!」と、おねだり。じゃんけんの結果、稲垣吾郎が買ってくると、待ってましたと言わんばかりにお好み焼きを独り占め。さらに、お店の人がサービスしてくれた山盛りの唐揚げもぺろりと食べて、周囲を驚かせた。


 そんな食べっぷりを企業も見逃さない。『ファミリーマート』のCMでも、焼き鳥やチキン、ケーキを夢中で食べる姿が映し出されてきた。『お母さん食堂』のCM撮影時には、ハンバーグを15個も食べてしまったというから、そのエピソードだけでも広告効果は抜群だ。


 さらに、飲みっぷりも気持ちいい香取。喉を鳴らしながら、ごくごくと飲み干す姿が気持ちいい。稲垣と共にCMキャラクターを務めるサントリーのノンアルコールビールテイスト飲料『オールフリー』は、予想を上回る対前年比50パーセント増の売上を記録したという。


 食事は、生きるためのエネルギー源を摂取する行為だ。その姿が魅力的ということは、私たちは香取のその強い生命力に惹かれているのかもしれない。するすると胃の中に消えていく食べ物、飲み物が、香取の生きるチカラとなり、笑顔へと繋がっていく。そして、多くの人が、そんな香取の笑顔に生きる心のパワーをチャージしているのだろう。


 4月27日の『人生最高レストラン』では、「“ビストロ”は世界一のレストラン! ずっとつまみ食いしていた」など、新たな大食い伝説も聞くことができるそうだ。香取が語らう思い出と、『ファミリーマート』の商品をつまみに、『オールフリー』を飲みながら鑑賞するのもいいかもしれない。もっと食を、そして人生を楽しんでいこう、そんな夜になりそうだ。(文=佐藤結衣)