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高橋巧、鈴鹿でダブルウインも「天狗にならず、良い流れを持続させたい」/全日本ロード第2戦レース2会見コメント

2019年04月21日 15:31  AUTOSPORT web

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パルクフェルメでの高橋巧(左)と中須賀克行(右)
4月21日に行われた、全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿のJSB1000決勝レース2を終え、表彰台に登った高橋巧(Team HRC)、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がレース2を振り返るとともに、次戦へ向けた意気込みを語った。

■高橋巧/Team HRC(レース2:優勝)
「昨日に引き続き勝ててすごくうれしいです。レースウイークは金曜日から調子がよく、ART走行からすべてトップで終えられたことは自分のレース人生のなかではないと思います。これで天狗にならず、今後も気を引き締めてテストからレースまで集中して良い流れを持続させていきたいです」

「(次戦のSUGOについて)昨年、唯一勝負できたのがSUGOの第2レースなので、今年も勝負ができるレースにしたいです。昨年は(2位で)すごく悔しい思いをしたので、今年はトップで終われるように全力で頑張りたいと思います」

■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース2:2位)
「昨日は巧選手がいいアベレージを持っていて非常に速かったので、何とかしようと思い自分が攻めた結果が転倒に繋がってしまいました。チャンピオンシップを考えたら反省すべき点だと思います。ただ、チャレンジしないと誰もバトルできないくらい巧選手は速かったので、何とかしたかったです」

「レース2はリベンジしようと思ってチャレンジしました。スタートを失敗しないようにと思いましたが、スタートから失敗してしまい、久々に自分の思い通りにならないレースウイークになったかなと思います」

「本当はスタートで出ていきたかったですが、自分のマシンにトラブルを抱えていたので、思うようにペースも上げられなかったです。失うものは何もなかったので、巧選手にプレッシャーをかけるつもりでいたし、もっとバトルをするつもりでいたので悔しいのです」

「マシンは少しトラブルを抱えながらも最大のマネージメントができたと思います。第2戦では自分もいくつか転倒を喫していますし、どこかが壊れていてもおかしくない状況でした。チームスタッフが一生懸命直してくれ、なんとかレースに出走することができたので良かったです。最大限努力はしました」


「レースはまだまだありますし、(ランキングトップを)追う側の立場として巧選手にどんどんプレッシャーをかけていきたいです。各メーカー非常にレベルが上がっているので、お互い切磋琢磨して、どんどん面白いレースになっていくと思うので、そのなかで良いバトルをし、しっかりとシーズンを戦っていきたいです」

「(次戦のSUGOについて)SUGOでは昨年もいい戦いになりました。今回は僕たちも事前テストがあるので、そこでしっかりバイクを作り、良いレベルでバトルをしていきたいです」

「自分は1レースでポイントを落としてしまっているので、あとは勝ち続けるしかないので、優勝に向けて頑張っていきます。

■野左根航汰/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース2:3位)
「自分もスタートで前に出たかったのですが、中須賀選手と同じように失敗してしまいました。その後、中須賀選手の後ろについて見ていたら、序盤は挙動が厳しそうでした。ですが自分も上げづらい状況で、オーバーテイクも集団となっていた状況で前にマシンもいたので、難しかったです」

「2番手集団のなかで渡辺一馬選手のペースが速かったので、自分もついていく余力がありませんでした。中須賀選手にも抜かされたりして、このままでは厳しいと感じ、何度か中須賀選手をオーバーテイクしようとこころみましたが、抜いてもすぐに抜き返されてしまいました」

「終盤は中須賀選手ついていきたかったのですが、自分の大きなミスによって、1周でだいぶ離されてしまい、そこから順位を上げきれませんでした」

「ファイナルラップは水野選手と競っていたのですが、守り切れて良かったです。まだまだ反省すべきことがたくさんあります」

「(次戦のSUGOについて)中須賀選手も言ったとおり、SUGOでは事前テストがあるので、テストからしっかりと走り込んでいきます」

「SUGOは嫌いなサーキットではないです。昨年、テストでは非常に調子が良かったのですが、レースウイークで調子を崩してしまいました。昨年のリベンジも込めて、今年は中須賀選手、高橋選手と戦えるように頑張りたいです」