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全日本F3選手権第1戦鈴鹿:スタートを決めたフェネストラズが宮田とのマッチレースを制し初優勝

2019年04月21日 11:21  AUTOSPORT web

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全日本F3選手権第1戦鈴鹿を制し、ガッツポーズでチェッカーを受けるサッシャ・フェネストラズ
全日本F3選手権第1戦は4月21日、三重県の鈴鹿サーキットで12周の決勝レースが行われ、スタートを決めたサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が全日本F3デビューウイン。宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)が2位、エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)が3位となった。

 4月18日から走行が行われていた全日本F3選手権は21日、いよいよ第1戦の決勝レースを迎えた。薄曇りのなか、9時50分にフォーメーションラップが始まった。前日の予選の段階で「スタートを決めたい」と語っていたポールポジションの宮田だったが、ホールショットを決めたのはフェネストラズ。一度ストールしかけてしまった宮田もインを牽制したが、1コーナーでトップに浮上した。

 宮田とフェネストラズは序盤からテール・トゥ・ノーズの戦いを展開。フェネストラズがプッシュすれば、セクター3~4で速さをみせる宮田もついていく争いが繰り広げられる。また、後方では大湯都史樹(TODA FIGHTEX)、小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM'S F317)、さらにエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)を交えたバトルが展開され、その背後では河野駿佑(RS FINE K&N F318)がシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)、片山義章(YTB by Carlin)を相次いでかわしポジションを上げていった。

 フェネストラズと宮田の首位争いはマッチレースとなっていき、9周目を過ぎる頃には1コーナーで宮田がインをうかがうも、フェネストラズがガッチリと首位をキープ。終盤にはさらにプッシュをみせたフェネストラズは、12周のレースをしっかりと逃げ切り、全日本F3選手権デビューウイン。前年マカオ3位の実力をみせた。

 2位は宮田となったが、その後方では大湯、小高、アーメドの戦いが激化していく。8~9周目には日立オートモティブシステムズシケインから1コーナーに至るまでの攻防で大湯と小高が白熱のバトルを展開。さらに翌周には小高が3番手を奪っていった。しかし、その背後からさらに猛烈な勢いをみせたのはアーメド。10周目には大湯をかわすと、ファイナルラップの1~2コーナーで小高をアウトからオーバーテイク。3位を獲得してみせた。

 4位は小高、5位は大湯という結果に。大津弘樹(ThreeBond F319)はF3復帰戦を6位で終えた。河野は7位でフィニッシュしている。今季から新設されたマスタークラスは。山口大陸(タイロクレーシング28号)が11位でフィニッシュし、初のウイナーとなった。

全日本F3選手権第1戦鈴鹿
決勝レース結果
Pos.No.MCDriverCar NameCarLaps111サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3F314/スピース12236宮田莉朋カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス12365エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3F312/スピース12437小高一斗カローラ中京 Kuo TOM’S F317F317/トヨタ-トムス1252大湯都史樹TODA FIGHTEXF319/トダ12612大津弘樹ThreeBond F318F318/スリーボンド東名12735河野駿佑RS FINE K&N F318F318/HWA1288片山義章YTB by CarlinF315/スピース1297シャルル・ミレッシYTB by CarlinF317/スピース121013三浦愛ThreeBond F314F314/スリーボンド東名121128M山口大陸タイロクレーシング28号F315/スピース121230MDRAGONTEAM DRAGON F3F314/スピース12135M久保田克昭Planex・スマカメ F3F315/トヨタ-トムス12R51アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3F315/スピース9
ファステストラップ:宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM'S F317) 1'52.892 4/12