全日本スーパーフォーミュラ選手権 第1戦鈴鹿の公式予選を終え、ポールポジションを獲得した牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)、2番グリッドのアレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)、3番グリッドの山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が会見に登場。予選を振り返るとともに、明日の決勝レースに向け、意気込みを語った。
■牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)/予選ポールポジション
「みんなアレックス・パロウが速くて、ポールを獲ると思ってたでしょうけど、それを裏切ることができて良かったと思います。Q1はかなりトリッキーだったので、しっかり通過できたことが僕たちにとっては大きかったかなと思います」
「ミディアムのセットアップであまりうまくいかない部分がありましたが、ソフトタイヤは感触的には良かったので、それが形になって良かったなと思います」
「ミディアムタイヤのセットアップが上手くいっていなかったが、ソフトタイヤは良い感触でした。それが形になってよかったです。余力を残す余裕はなかったですし、Q3では僕もスプーンでミスをしたので『やっちゃった』と思いました」
「Q2のあと、Q3でほんの少しセットアップを変えたことが一番大きな要素です。エンジニアさんが良いアイデアを出してくれました」
■アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING)/予選2番手
「ほとんど完璧に近い状態の予選となったよ。Q1はいろいろあったし、とても難しいセッションになり、赤旗にもなった。Q1は非常にトリッキーで難しい予選だったけど、そのなかでもマシンの調子が良くて結果すごく良かった」
「Q2でも調子が良く、その調子のままQ3にきたが、少しドライビングのミスがあった。もちろんマシンはとても良くて、ポテンシャルがあるけど、まさか僕がトップ3に入るとは思わなかったね。自分自身も驚いているよ」
「この場を借りてチームに感謝したい。予選でワン・ツーはおめでたいし、牧野選手は素晴らしかった。おめでとう。そしてこのままふたりで明日もベストを尽くして頑張りたいと思っているよ」
「(スタートには)自信はあるよ。でも牧野のスタートを見ていると素晴らしく、僕よりちょっと速いかなと思っているよ。問題なくスタートして、戦略を立ていい結果を出したい」
■山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/予選3番手
「まずはデビュー戦でポールを獲った牧野選手と、久々にNAKAJIMA RACINGが予選でワン・ツーを獲られたことは、素直におめでとうございますという気持ちです。今日は完敗です」
「得意な鈴鹿ということもあり、当然ポールは狙っていました。そのなかでも僕としてはチームを移籍してはじめての予選で、うまくやりたい気持ちも当然ありましたし、結果を残さなければいけないというプレッシャーもありました」
「今日は荒れた予選でしたが、こうしてトップ3のなかに入ることも大事なことだと思っていますし、3番手を獲得したことを明日の決勝につなげられたらいいなと思います。ポールは逃してしまいましたが、少なからず意味はある3番手を獲得できたかなと思っています」
「明日こそはホンダがワン・ツー・スリーを獲れるように頑張りたいし、そのなかでも自分が一番になれるように頑張りたいと思います」