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フランフラン新ブランドはライフステージの変わり目を迎える男女に訴求、上質な家具を中価格帯で提供

2019年04月19日 23:31  Fashionsnap.com

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青山店の様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
Francfrancが、家具に特化した新ブランド「モダンワークス(MODERN WORKS)」を立ち上げ、4月20日から期間限定でオープンする青山店(AOYAMA Limited Store)で関係者向けに商品を公開した。主軸ブランドである「フランフラン(Francfranc)」が女性向けのデザインを展開しているのに対し、新ブランドでは男女問わず取り入れやすい上質で洗練されたデザインを追求。価格帯はソファが9万8,000円~35万円、テーブルが6万円~26万円と幅を持たせており、「ニトリ」などの低価格で訴求する家具ブランドと「カッシーナ(Cassina)」といった高級ブランドのいずれにも属さない中価格帯のブランドを打ち出す。
>>同じ青山エリアでは大塚家具の元会長 大塚勝久氏による「匠大塚」がオープンを予定

 モダンワークスではモダンなデザインに仕上げた家具をはじめ、ラグやアート、雑貨など部屋をトータルコーディネートできる800~900アイテムを展開。青山店のオープンに合わせて公式サイトを立ち上げ、オンラインからも購入できるようにする。また、4月23日にはみなとみらい東急スクエアへの出店を控えている。
 フランフランでも家具を扱っているが、モダンワークスは結婚や子育てなどライフステージの変わり目を迎える30代~40代の男女をメインターゲットに据え、20代~30代女性を対象としているフランフランとの差異化を図る。同社の高島郁夫社長は「家庭を持つ男性社員に『欲しいと思える家具屋が無い』と言われたのがモダンワークスを立ち上げたきっかけ。白い壁にフローリングといったいわゆる一般的なマンションの作りに合うようなベーシックなデザインのものを揃えた」と説明。中価格帯の家具市場は競合が少ないと捉えており、「デザインや品質に見合ったポピュラープライスで商品を提供する家具屋は他にいないだろう」と自信を覗かせた。
 同社は、2013年にフランフランの新業態として家具に特化した「ラグ バイ フランフラン(L・A・G by Francfranc)」のフラッグシップストアを吉祥寺にオープンしたが2016年に閉店。コンセプトが曖昧だった点がラグ バイ フランフランの課題だったといい、2017年9月からフランフランに事業を集中したことで得た発見をモダンワークスに活かしていく。年間2~3店舗のペースで出店していく予定で、サブスクリプションサービスへの参入も検討しているという。
 なお、同社は昨年にフランフランから独立させる形で約7年ぶりの新ブランド「マスターレシピ」を立ち上げており、今後はマスターレシピとモダンワークスに続く新ブランドの立ち上げにも力を入れる方針。2019年内に2つのブランドをデビューさせる予定だという。
■青山店(AOYAMA Limited Store)住所:東京都港区南青山3-8-34 Francfranc SQUARE内営業時間:12:00~19:00(日~木)、11:00~20:00(金・土)電話番号:03-5413-4488総面積:約793.39平方メートルオープン期間:2019年4月20日(土)~2020年2月予定
■みなとみらい東急スクエア店住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-2 みなとみらい東急スクエア① 1階営業時間:11:00~20:00電話番号:045-227-1133総面積:628.27平方メートルオープン日:2019年4月23日(火)
■MODERN WORKS:ブランドサイト