パーソルキャリアは4月19日、年収1000万円プレーヤーの睡眠事情に関する調査結果を発表した。調査は今年2月、一都三県(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)に住む会社員の男女800人を対象に、インターネットで実施した。このうち、半分は30代~50代で年収1000万円台(1000万円~1100万円未満)の400人、もう半分は20代~40代で年収400万円台(400万円~500万円未満)の400人が占める。
1日の睡眠時間を聞いたところ、1000万円プレーヤー、平均年収層ともに1日「約6時間」という人が多数だった。しかし、1000万円プレーヤーではおよそ3割にあたる28.9%が約5時間以下と回答している。
通勤時間中はニュースサイトや新聞で情報収集、動画はあまり見ず
就寝時間はどちらも0時台が多く、あまり差は見られなかったが、起床時間では差が見られた。1000万円プレーヤー、平均年収層共に最も多かったのは「6時台」(それぞれ41%、38.1%)だが、次いで多い起床時間は1000万円プレーヤーで「5時台」(21.9%)、平均年収プレーヤーで「7時台」(31.9%)だった。
1000万円プレーヤーは出勤時間も早めだ。平均年収層は「9時」に出社すると答えた人が一番多かった(32.2%)のに対して、1000万円プレーヤーで一番多かった回答はそれより1時間早い「8時」(37.4%)。また、1000万円プレーヤーの6割以上が8時までに出社していることもわかった。
また、通勤時間の使い方では、「ニュースサイトの閲覧」(1000万円プレーヤー48.2%、平均年収層41.8%)、「新聞を読む」(1000万円プレーヤー13.5%、平均年収層5.5%)、「読書」(1000万円プレーヤー19.8%、平均年収層16.1%)の項目で、1000万円プレーヤーが平均年収層を上回った。
平均年収層が1000万円プレーヤーを大きく上回った項目は、順に「SNSの閲覧」(1000万円プレーヤー21.6%、平均年収層30%)、「音楽やラジオなどを聴く」(1000万円プレーヤー22.9%、平均年収層31%)、「ゲーム」や「動画視聴」だった。
調査を実施したパーソルキャリアの清水宏昭氏は、
「朝早く起きて早めに出社することはもちろんだが、『限られた時間を有効的に使う』ことが、1000万円プレーヤーならではの実態と言える」
とコメントしている。