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全日本ラリー第3戦:ミツビシの奴田原文雄が独走。ツール・ド・九州連覇で2019年シーズン初優勝

2019年04月19日 12:51  AUTOSPORT web

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2019年の全日本ラリー第3戦を制した奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)
2019年のJRC全日本ラリー選手権は4月12~14日、第3戦の『ツール・ド・九州2019 in 唐津』が行われ、最高峰のJN-1クラスは奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)が優勝を飾り、大会連覇を達成した。

 シリーズ第3戦のツール・ド・九州は、佐賀県唐津市の山林にあるターマック(舗装路)を舞台とした1戦。2018年大会は奴田原が制しているが、2006~17年の間はスバルの勝田範彦が12連覇を達成するなど、相性の良さを発揮してきた1戦だ。

 2019年大会は13日(土)に走行がスタート。SS1~8までが行われた初日は大会連覇を目指す奴田原が全ステージでトップタイムを奪う快走で、23.2秒リードの総合首位に立ってみせる。

 SS9~14が行われた14日(日)の競技最終日は、鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI)や勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)がステージトップタイムを記録して奴田原を追撃。また、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)も奴田原に迫ろうと試みる。

 しかし、トップの奴田原はSS10と降雨でウエットコンディションとなったSS14でトップタイムを奪い、リードを拡大。最終的に総合2位に入った新井に対し、35.2秒のリードで大会連覇を飾るとともに、2019年シーズン初優勝を飾った。総合3位は勝田、総合4位は鎌田だった。

 JN-2クラスは眞貝知志/安藤裕一(トヨタ・ヴィッツGRMN)が優勝したほか、JN-3クラスは山本悠太/山本磨美(トヨタ86)が、JN-4クラスは橋悟志/加藤昭文(スズキ・スイフト)が、JN-5クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)が、JN-6クラスは大倉聡/豊田耕司(トヨタ・ヴィッツ)が、それぞれクラス優勝を果たしている。

 2019年シーズンの全日本ラリー第4戦は、5月3~5日に行われる久万高原ラリーだ。