公式練習 4月13日(土)8:50~10:25 レースウイーク最初の走行となった公式練習は、4月半ばとしては気温10度、路面温度14度は低めであるが、ドライコンディションでのスタートとなった。まず#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTに乗り込んだのは嵯峨選手。早い段階から1分27秒台に乗せ、持ち込みのセットが大きく外れていないことを確認し、そこからはピットイン~アウトを繰り返し、さらに細かくセットアップを進めつつ、タイヤの選定を行なっていく。
公式予選Q1 4月13日(土)14:45~14:55 予選Q1は岡山国際サーキットでは初めて2グループに分けられ、#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは最初のAグループでの走行となった。アタック担当は嵯峨選手。気温は16度、路面温度は25度と、公式練習よりは上がったものの、もう少し上がって欲しかったというのが本当のところ。それでも条件はすべてのドライバーに一緒であるから、普段以上に嵯峨選手はタイヤのウォームアップを入念に行っていた。
だが、その直後のモスSで多重クラッシュが発生!3台がストップし、クラッシュパッドやパーツが散乱したこともあり、赤旗が出されてレースは中断される。約50分間後に再びSCの先導で再開される。先のクラッシュで4台がリタイアとなったため、この時点での嵯峨選手は16番手。5周の先導でSCがコースを離れると、#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTはまたしても激走を見せた。リスタートの後さっそく1台を抜いて、そこからも周回を重ねるごと順位を上げていく。22周目には、ついに13番手に!入賞も見えてきた、そんな矢先の出来事だった。
#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは13位でのレース終了となったが、先行車両にペナルティが課せられ降格となったことから、ひとつ順位を上げて12位に。あと一歩のところで入賞は果たせなかったものの、ウェットコンディションのなかで15台抜き、まさに秘めたる可能性を示した。次回のレースは5月3~4日に、富士スピードウェイで開催される。令和最初のGTレースで、どんなパフォーマンスを示してくれるか注目したい。