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King & Prince 永瀬廉、神尾楓珠ら共演者に“座長ぶり”褒められ「ニヤニヤが止まらない」

2019年04月18日 21:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 4月18日、映画『うちの執事が言うことには』(5月17日公開)の完成披露試写会が都内で行われ、主演の永瀬廉(King & Prince) 、清原翔 、神宮寺勇太(King & Prince)、優希美青、神尾楓珠、矢柴俊博、村上淳、吹越満、久万真路監督が登壇した。


 本作は、角川文庫にてシリーズ化された同名ミステリー小説を実写映画化したもの。日本が誇る名門・烏丸家の第27代当主となった花穎(永瀬)が、新しい執事の青年・衣更月蒼馬(清原)と共に、次々に起こる不可解な出来事を解決しながら、烏丸家を守り抜いていく模様を描く。


 本作で映画初主演を務めた永瀬。1年前の昨年5月~6月にかけての撮影であったことから、「この時がやっときたかと、ニヤニヤが止まりません」とようやく映画をお披露目することができ、喜んでいる様子。それに対し、父親役を演じた吹越も「だから控え室でもニヤニヤしてたんだね」とコメント。そしてその様子を笑顔で見守っていた清原も「撮影したのが、ちょうどKing & PrinceがCDデビューした時期で。そんな記念すべき時に、しかも永瀬くんの初主演作に関わることができ嬉しいですね」と挨拶をした。


 King & Princeがデビュー直後からブレイク、そして清原や神尾も役者として躍進していることから、久万監督も「この1年で若手キャストが成長しているので懐かしくもあります。ちょうど1年前の撮影で、新鮮でフレッシュでいきいきしたキャストが見れるところが魅力のひとつです。機が熟して今お見せできることが嬉しいです」と、あらためて撮影を振り返る。また、映画初出演となった神宮寺が「ばちばちのフレッシュですからね! 1年前と何かが違うかなと思ったら、色気が出てきた」と自らコメント。すかさず永瀬が「自分が言うな、それ」とつっこむなど、同じグループならではのやりとりも。また、そのあとに本作のストーリーに言及した神宮寺が「謎解き」を「謎かけ」と言い間違えると、神尾が「謎かけ? それ、ねづっちだからね」と指摘するなど、共演者陣の仲の良さも伝わる展開に。


 神宮寺は本読みのために、撮影前に永瀬の家を訪れたという。しかし2人が行ったのは本読みではなくジェンガ。永瀬は、「最初は普通に読み合わせをしてたんですが、ジェンガが机にあって途中からジェンカ対決になりました。そのあとは人生ゲームとかも」と明かす。そこに村上が「その時の動画ってある?」と話に加わると、その興味津々の様子に会場は笑いに包まれた。


 永瀬と神宮寺の関係性は、本作においても重要ポイント。永瀬は「クライマックスの大事なシーンで、いつもちゃらんぽらんな神宮寺がここまで集中しているのは初めて見ました。それに僕も影響を受けて、集中することができた」と同じグループであっても初めて見る顔があったことを明かした。そのシーンについては久万監督も力を入れていたようで、「大切なシーンで10分くらいカットなしで続くシーン。何回もやらせていただいたけれど、神宮寺くんは泣き言も言わなかった。男らしいなと」と、演技に真摯に向き合う神宮寺を絶賛した。


 永瀬、清原、神宮寺、優希、神尾と同世代が揃う一方で、吹越や奥田瑛二などのベテラン俳優も揃った本作。同じシーンは残念ながらなかったというが、本読みでは2人に挟まれて進んでいったという永瀬が「左右からのプレッシャーがすごすぎて、3キロ痩せました(笑)」とコメント。矢柴は「緊張で声が高いのかなって思ったけど、本当に高いのね」と、永瀬の透明感ある声にも言及。永瀬は「シンプルな声高です(笑)」と返答し、会場を笑わせた。


 同年代が多い現場のなかで、主演として座長を務めることになった永瀬。優希が「すごく楽しかったです。永瀬さんは座長としてしっかりされていました」、神尾が「廉は映画初主演だけれど中心になってコミュニケーションをとってくれて。僕は途中からクランクインだったんですが、廉がその輪に入れてくれました」と褒めると、永瀬は「今の聞いて、ニヤニヤが止まらない」と再び喜びをあらわにした。


 御曹司役の永瀬、そして執事役の清原は本作において、所作指導も多く受けてから演技に挑むことになった。そこで、それまで知らなかったテーブルマナーや執事の基本の所作について、観客の前にいくつか披露。しかし、2人が「知ってた?」と聞くも、観客の反応は「知ってる~」というもの。永瀬と清原は「あれ……?」という様子で2人で肩を落としており、微笑ましい光景であった。


 最後に永瀬は「演技が楽しいなと思うことのできた作品でした。初主演作がこの作品で心からよかったと思います」と挨拶し、舞台挨拶は幕を閉じた。(取材・文=若田悠希)