レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2019年シーズンはまだ納得のいくスタートができていないと語っており、決勝レースのスタート時におけるエンジンの挙動をホンダが改善することを期待している。
先週末の中国GPでは、フェルスタッペンは4位でレースを終えた。安定した走行を見せ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルと3位を争ってホイール・トゥ・ホイールの戦いをし、フェラーリのもうひとりのドライバーであるシャルル・ルクレールをアンダーカットして、表彰台まであとひとつの順位につけた。
フェルスタッペンは多くのポイントを獲得したことには満足だったが、彼を先頭集団で戦わせることができなかったレッドブル・ホンダの『RB15』の相対的なパフォーマンスには、今も不満を感じている。
「ポイントの面ではまた良い結果を出すことができた。でもレース中にはそれほど大きな展開がなかった」とフェルスタッペンは月曜日にオランダの放送局『Ziggo Sport』に語った。
「強い苛立ちを感じているのは言うまでもないが、今の時点で僕たちにはレースペースが不足しているから、できる限り多くのポイントを確実に稼げるようにする必要がある」
「シーズンはまだ先が長い。ある時点でアップグレードが施されたら、先頭集団に戻れるようになるだろうと期待するしかない」
フェルスタッペンは、2018年はグリッドから強力なスタートを切ることができたため、スタート直後に順位を上げる場面が多く見られた。しかし2019年シーズンはそれができておらず、フェルスタッペンはこの点においてホンダが改善を図る必要があるとしている。
「これまでのところ、満足のいくスタートが切れていない」
「ホンダのパワーユニットで良いスタートを切れるよう、今も試しているところだ。この点は改善できるはずだ」
彼はバクーで開催される次戦アゼルバイジャンGPの見通しについて尋ねられたが、何を期待したらいいのか定かではないと認めている。
「バクーで僕たちはマシンとエンジンに新パーツを使うつもりだ。実際の作業は後日行われる予定だよ」
「今の時点で何か話すのは難しい。これまでのシーズンを本当の意味で評価するのも少々難しいことだと思う」
「今週はメルセデスが速くて、別の週にはフェラーリが速くなる。僕たちが速くなるかどうかは疑問だね」