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日本初、BMWが自動運転レベル2の『ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援』を導入

2019年04月17日 11:01  AUTOSPORT web

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ドライバーが前方を注視している状況下において利用可能な自動運転レベル2段階の『ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能』
BMWジャパンは、日本国内で販売されるモデルとしては初めて、ドライバーが前方を注視している状況下において利用可能な自動運転レベル2段階の『ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能』を搭載した車両の開発を完了し、2019年夏以降に順次導入する予定であることをアナウンスした。

 すでにステレオカメラや赤外線センサーなどを駆使して、前方を走る車両や白線を認識してのアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)やステアリングアシスト機能として、部分自動運転の技術が常識化している段階だが、この『ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能』には、高速道路や自動車専用道での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムとしての役割が期待されている。

 現在のACCではステアリングの入力が一定期間途絶えると、システムがステアリング保持を促すアナウンスを行うのが一般的だが、この機能では絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、ステアリングから手を離して走行することが可能となる。

 これはSAE International(Society of Automotive Engineers)が定める自動運転レベル2の段階に相当し、前方注視が必須となるなどある一定の条件が必要ではあるものの、2019年夏以降にBMW3シリーズ、BMW8シリーズ・クーペ、BMW8シリーズ・カブリオレ、BMW X5で実現し、対象モデルは順次、拡大される予定となっている。

 また、当該機能を搭載した車両の認可取得後には、工場生産オプション、またはBMW正規ディーラーにて販売する車両アクセサリーとしても提供される。
BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp