2019年F1中国GP決勝で、メルセデスのバルテリ・ボッタスは2位だった。ポールポジションを獲得したボッタスだが、スタート直後に2番グリッドのルイス・ハミルトンにリードを奪われ、その後、反撃することができないまま2位でフィニッシュした。前戦までポイントリーダーだったボッタスは、ランキング2位に後退した。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=2位
僕らチームは今シーズン、完璧なスタートを切ったといっていいだろう。3戦連続で1-2を飾れるなんて想像していなかった。懸命に仕事をしてくれた全員に感謝している。
僕らは巡ってくるチャンスのすべてを最大限に生かしてきた。それは素晴らしいことだ。
個人的には、ポールポジションだったのにスタートでレースを失う形になり、今日は少しがっかりしている。グリッドボックスのすぐ外に白線(スタート/フィニッシュライン)があって、それを踏んだ時にホイールスピンを起こして、ルイスにポジションを奪われてしまった。F1は細かいことすべてが重要なスポーツだ。残念ながら、それがレースの残りの部分を決定づけた。
ポジティブな面を見れば、僕らは上海では、バーレーンよりもずっとレースペースがよかった。今いい状況にあると思うけれど、今後もプッシュし続ける必要がある。
ここのコースはレイアウトが独特だ。バクーではまた異なるチャレンジになるから、2週間で何がどうなるのか、面白くなりそうだ。
(スタート直後にリードを奪われたことについて語り)フォーメイションラップをスタートした時から心配はあった。僕のグリッドボックスのすぐ前に太い白線があって、フォーメイションラップの時から、加速していく時にその白線を越えるとホイールスピンが起きた。決勝スタートではタイヤが温まっているからうまくいくかもしれないと思っていたが、そうではなかった。白線を踏んだ瞬間にホイールスピンが起きて、そこから持ち直すのに時間がかかった。それでルイスに前に出られてしまったんだ。
何か対処する方法があったのかを分析する必要がある。それにしても今回は不運だった。
マシンの感触はよかったし、ペースも一貫していた。ただ、ファーストスティントは(2番手に下がったことで)乱気流の影響を受けて、ついていくことができなかった。
(ポイントリーダーの座を失ったことについて語り)いい気持ちではないけど、いずれまたこのポジションに戻って来るよ。まだ3戦目が終わった段階だし、リーダーとのポイント差は小さい。面白くなりそうだ。